【mini LED】次世代液晶ディスプレイの幕開け?

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こんにちは、きつね(@gijutsujin) です。

最近、よく聞くようになった「mini LED」。

iPadや新しいMacbook Pro、そして2021年10月26日にシャープから8K/4Kテレビ『AQUOS XLED』が発表され、これらにmini LEDが使われています。

今回は、新しいバックライト技術「mini LED」について簡単に解説します。

それでは、始めます!

目次

mini LED ってなに?

ここで言うmini LEDとは液晶ディスプレイのバックライトの事です。

液晶ディスプレイの構造は、下からバックライト、偏光フィルター、液晶、カラーフィルターという構造です。

つまり、1つのドット自体は発光しておらず、バックライトの光を液晶で屈折させて、カラーフィルターで色を出す仕組みです。

その為、バックライトに導光板などを使って画面を均一に光らせると、コントラスト比が上がりません。

つまり、黒色が白くなる感じになります。

出典:シャープホームページ
きつね

そこで、このコントラストの問題を解決するべく出てきたのが「mini LED」です。

mini LEDは字のごとく、小さなLEDを液晶パネルの下に敷き詰めたバックライトです。

出典:シャープホームページ

これにより、液晶パネルの表示される画像に応じて、LEDの光の量を調節する事が出来ます。

実は、似たような方式のLEDバックライトは現在のテレビでも使ってはいるのですが、mini LEDではLEDの数が既存の物よりも70倍も多く使っていて、LEDのサイズも小さくなっています。

その、小さくなったLEDの1つの塊の中に、RedGreenBlueの3つのLEDが組み込まれており、ここでも液晶パネルの表示画像に合わせて、色を作ることで、より発色が良くなり同時に輝度も上げられるそうです。

出典:シャープホームページ

これにより得られるメリットは、コントラストがよくなり、HDR(High-dynamic-range rendering)画像に対応する事が出来るようになった事です。

言い換えると、明るい所は明るく、暗い所はより暗く表示するができ、今までの液晶ディスプレイの弱点だった、黒色の表現がより鮮明にできるようになったという事です。

出典:Appleホームページ
  • mini LEDは次世代のバックライト技術
  • コントラスト比が上がり、黒が綺麗に出る!

OLEDとのちがいは?

現在のディスプレイの主流は液晶ディスプレイのとOLEDディスプレイの2つです。

OLEDについて改めて解説をします。

OLEDは有機ELという物質に、高い電圧をかける事で自己発光させて画像を表示させるものです。

きつね

しくみは、一昔前にあったプラズマディスプレイと同じような仕組みです。

その為、液晶ディスプレイの様に沢山の部品が必要なく、ガラス板やシートに印刷などで有機ELを並べる事でディスプレイを作ることが出来ます。

メジャーなメーカーは、サムスンやLG、日本ではシャープやJOLEDが製造しています。

出典:JOLEDホームページ

OLEDの特徴は、なんといっても黒の再現性が非常に高い事です。

当たりまえと言っては何ですが、OLEDの場合、黒は発光させないだけなので、黒く出て当たりまえです。

きつね

また、シートに有機ELを並べた場合は、曲面ディスプレイを作ることが出来ます。

だた、現在のOLEDパネルにも弱点があります。

それは、発熱と焼き付きです。

これは、自発光する物質の特徴でもあるのですが、高電圧で駆動している関係で当然温度は上がりやすくなります。

その為、ディスプレイの冷却用にファンがあったり、放熱の為に開口部大きくした筐体だったりします。

また、同じ映像を長時間移していると、画面の一部が焼き付きを起こし、画像の一部が残ってしまう状態も発生します。

ただ、今のOLEDディスプレイにおいては、焼き付き防止措置として、画像を上下左右に数10ピクセルの幅で微妙に動かす事で、焼き付きを防止するような事をしています。

・OLEDはコントラスト比が高く作れる
・ディスプレイを薄くつくれる。

以上の事から、mini LEDとOLEDディスプレイとの違いを見てみると

mini LEDOLED
コントラストHDR対応HDR対応
発光方法バックライト自発光
ディスプレイの厚さ厚い薄い
発熱低い高い
画面サイズ~大型小型~中型
きつね

大画面テレビにはmini LEDが向いていて、スマホや大型タブレットなどはOLEDディスプレイが向いてそうですね。

mini LED のデメリット

mini LEDにもデメリットがあります。

それは、コストが高い。

理由は簡単、「1枚の画面に必要なLEDが多いから。」です。

これは、あくまで従来の液晶ディスプレイとの比較になります。

コントラスト性能が良くなり、OLEDディスプレイと遜色ない場合、OLEDディスプレイとの比較になるのでそこは見方が変わって来ると思います。

きつね

興味のある方は、是非量販店などで、OLEDディスプレイのテレビとmini LEDのテレビを見比べてみると良いと思います!

mini LED 搭載商品

シャープ

シャープ AQUOS XLED DX1ライン

Apple

ASUS

まとめ

Apple製品に搭載された事により、いよいよmini LEDがメジャーになりつつあります。

現状では、ハイスペックな製品にのみ使われていますが、量産効果やコストダウンが進むと、液晶ディスプレイの製品寿命がもう少し延びそうです。

また、OLEDディスプレイも技術が進んで来ているので、今後この両者からは目が離せません。

以上になります。

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シャープ
アップル

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