こんにちは、きつね(@gijutsujin)です。
今回は、2022年4月に発売された、JBL LIVE FREE 2をレビューします。
LIVE FREE 2はJBLの2022年春の新作で、価格は抑えているにもかかわらず、機能がモリモリなところが特徴です。
私がLIVE FREE 2を選んだ理由はこちら!
- 将来LEオーディオに対応 (高音質、低遅延、低消費電力の次世代BTオーディオ規格)
- ノイズキャンセリング機能
- 1万円台で買えるコスパの良さ
この記事では、基本的な仕様の説明や音質、実際に使ってみた感想をまとめてみました。
あなたのご購入の参考になれば幸いです!
特に気に入っているのは、LEオーディオに対応予定という所!
LEオーディオは、音質や低消費電力だけでなく、オーディオシェアリングと言って、公共施設やお店にあるモニターの音声、映画館で映画の音声を自分のヘッドホンで聞ける未来が待っています。
詳しくは、下のボタンから記事をご確認ください。
本当にスゴイですよ!
同じタイミングで、LIVE PRO 2 も発売されほぼLIVE FREE 2と同じ様な機能を持っています。
こちらはAmazonでの販売は無く、楽天やPayPayモール、JBLオフィシャルサイトでの販売になっています
それでは、始めます!
- パワフルなJBLサウンド
- アクティブノイズキャンセリング搭載
- LC3コーデック対応予定
- ハイコストパフォーマンス
- マルチポイント接続をするとバッテリーライフが半分になる
製品概要
まずは、LIVE FREE2の製品概要から!
製品概要
伝統と革新のサウンド、生活の質を向上させる多彩な機能。新世代を象徴するデザインを採用した完全ワイヤレスイヤホン
新世代を象徴するデザインとすべてのライフスタイルに寄り添う多彩な機能、そして、長い歴史で培われたサウンドクオリティをコンパクトな筐体に凝縮したモデルです。オーバルシェイプのサウンドチューブと本体デザインが小さな耳にもぴったりフィット。密閉性と遮音性を高め音質を向上させます。豊かでクリアなJBLシグネチャーサウンドを最大35時間提供(イヤホン7時間+ケース使用約28時間)。急いで充電が必要な時は急速充電とQiワイヤレス充電で対応します。ハイブリッドノイズキャンセリングで気になる雑音をカット。没入感の高いオーディオを楽しみながら、必要な時は外音取り込み機能で周囲に注意を払うことができます。通話にも優れた品質を提供。合計6つのビームフォーミングマイクにより、クリアで完璧な通話が実現します。また、マルチポイントにも初対応しました。お好みの音声アシスタントに接続すれば、どこにいてもシームレスなハンズフリーコントロールや通話が可能になります。アプリではノイズキャンセリングレベル7段階選択やボイスアウェアレベル選択など、より細かいパーソナライズを実現し、ユーザーに寄り添った使用環境を提供します。
JBLホームページ
まとめるとこんな感じ
- 豊かなJBLシグネチャーサウンド
- 最大35時間の再生時間(イヤホンとケースにて)
- ハイブリッドノイズキャンセリングによる、没入感の高いオーディオが楽しめる
- 外音取り込み機能
- 6つのビームフォーミングマイクによるクリアな通話品質
- マルチポイントに初対応
多機能なのに低価格を実現したLIVE FREE 2。次世代オーディオ規格のLEオーディオを将来的にサポートする事を明言しているので、2022年4月時点では本命の1機種になります。
スペック
スペックはこちら!
Bluetoothバージョン | 5.2 |
イヤーチップ素材 | シリコン |
ドライバ | 11mm |
感度 | 102dB |
再生周波数帯域 | 20 Hz – 20 kHz |
インピーダンス | 32Ω |
イヤホン本体重量 | 左右各4.9g |
充電ケース重量 | 約43.7g |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP V1.3, AVRCP V1.6, HFP V1.8 |
Bluetoothトランスミッタ周波数帯域 | 2.4GHz – 2.4835GHz |
BluetoothトランスミッタモジュレーションGFSK | GFSK, π/4 QPSK、8DPSK |
Bluetooth トランスミッタパワー | < 9 dBm ERP |
充電時間 | 2 時間 |
最大再生時間 | 7 時間 |
対応コーデック | SBC, AAC, LC3(今後のアップデートで対応予定) |
対応するコーデックはSBCとAACなので、apt-Xなどを使いたい方には、少し物足りないかな。
開封
パッケージ外側
パッケージ裏にイヤホン本体が見えるようになっていて面白い!
パッケージ内側
ボックスのふたの裏に簡単な説明書きがあり、ケースは保護紙で覆われています。
同梱物
同梱物は、本体、取説などのドキュメント類、イヤーピースと充電用USBケーブル、ケースになります。
イヤーピースの箱と充電ケーブル
JBL製品に付属の充電ケーブルは、USBタイプAコネクタの内部が特殊。どの向きでもさせるような仕様になっていて、とても便利!!
イヤーピースは、S、M、Lの3種類。
私は、Lサイズでぴったり。
商品チェック
外観
ケースは縦が約5cm、横が約5.5cm、厚さが約3cmと丁度いいサイズ。
ケースのサイズは手のひらにすっぽりと収まるサイズ!
背面には充電用のUSB-Cポート。
ケースを開けると、正面に3本のバッテリーインジケーター。
ふたの裏はクッションの様なラバーがあり、そこにはJBL LIVE FREE 2のロゴ入り。
今まで私が使っていたearfun Free 2とのケース比較。
厚みと縦幅は両者同じくらいだが、横幅がLIVE FREE 2が小さい。
私の場合、ケースはズボンの前ポケットに入れています。
earfun Free 2を使用してた時でも、ケースの大きさは全くきになりません。LIVE FREE 2のケースも同様に、全く問題ありません!
LIVE FREE 2では、「快適性」、「密閉性」と「低音」を向上させる”デュアル・オーバルシェイプデザイン”を採用しています。
イヤーピースの真ん中を楕円形にする事で、耳の内側にフィットしやすくする事で、快適性や音質向上を狙ったようです。
私の感想ですが、耳への装着感はいいと思います。
ワイヤレス充電
ワイヤレス充電(Qi)に対応しているので、ケースをQi充電器に乗せれば充電ができます。
充電の状態は、正面のLEDインジケーターで確認ができます。
装着感
デュアル・オーバルシェイプデザインのおかげか、装着感は非常に良いです。
ただ、イヤホンの表面がタッチスイッチとなっているので、装着時に不意に触ってしまう事がしばしばありました。
装着する際は、イヤホンの淵をもって捻りながら入れると、誤操作もなく装着する事ができます。
私の場合は、スティックが無い方が耳が痛くならないので、この形状がBest!
音質
音質は、JBL独特の低音はしっかりした音が鳴ります。高音、中温ともに音の再現性は良いのではと思います。
とにかく、JBLの低音しっかり目のサウンドが好きな方は非常にオススメです!
JBL LIVE FREE 2にはJBL Headphonesというアプリで、イコライザー調整をする事ができます。
私は、プリセットで入っている”Jazz”が好みで、この設定で聴いています。
とにかくJBLらしいサウンド!
1.5万円でこの音がするなら、買って損はないです。
対応コーデックは、今のところ”SBC”と”AAC”だけで、apt-XやLDACの対応はしません。
しかし、LIVE FREE 2はBluetooth 5.2に対応しているので、今後のアップデートでLC3コーデックに対応する予定です!
LEオーディオは今後20年のスタンダートになるような規格なので、その仕様をいち早く対応をうたったのが、このLIVE FREE 2です。
2022年中にはLC3コーデックに対応する、ミュージックプレイヤーやスマホが登場するはずなので、大注目です!!
ノイズキャンセリングの効き具合
ノイズキャンセリングについては、必要十分な効き具合です。
私は、過去、Sony MDR-EX31BN や Sony WH-1000XM3を所持していて、ヘッドホンでのノイズキャンセリング機能の効き具合については理解しています。
そこで、LIVE FREE 2のノイズキャンセリングの効き具合はというと、
- アダプティブノイズキャンセリング機能によって、自然なノイズキャンセリングをしてくれる
- 電車の中では、社内アナウンスなどの高音域は多少聞こえるが、電車の動作音などの低音域はカットしてくれる
- 扇風機やPCのファンの音は完全に消してくれる
アダプティブノイズキャンセリング機能の効果で、ノイズ環境の違いでカットする周波数も変化します。
電車内では、低音をカットするが、室内の場合は逆に高音をカットしてくれました。
とにかく優秀なので、ノイズキャンセリング機能はマニュアルよりも、アダブティブノイズキャンセリングを使った方が良いです!
マルチポイント接続
LIVE FREE 2では2つまでのホストデバイスと同時に接続する事ができます。
例えば、1つはパソコンに接続し、もう1つはスマホに接続しておくと、パソコンで音楽や動画を見聞きしている時に、スマホに電話が来た場合、そのまま受けられることが出来ます。
とても便利なマルチポイント接続。
マルチポイント接続を使う際は、注意点があります!
マルチポイント接続を利用時の注意点
マルチポイントは非常に便利な機能ですが、注意点があります。
それは、バッテリーの持続時間が半分以下になると言う事。
- マルチポイントの接続先はノートPC(Lenovo ThinkPad T490s)とiPhone 13 mini
- 1時間のWeb会議(Teamsを使用)を2回
- Web会議以外はNCをONにしてYouTubeから音楽を再生
14時37分から使用を開始して、間に1時間のWeb会議をして、17時にはもう半分以下。
その後も、YouTubeで音楽を聴きながら使っていて、18時にはバッテリー残量が10%を切り、18時9分に右側のバッテリーが無くなりました。
- マルチポイント接続時のイヤホンの使用時間は約3時間半
(*サポートの確認した所、これは不具合ではなく仕様との事。)
JBL Headphones
JBL HeadphonesはLIVE FREE 2の各種設定をする事ができるアプリケーションです。
設定項目
JBL Headphonesの設定一覧
- アンビエントサウンドの設定
- イコライザー
- スマートオーディオモード
- タッチ操作
- ボイスアウェア
- 自動再生&一時停止
- ボイスアシスタント
- 音声プロンプト
- 最適なフィット感をチェックする
- イヤホン本体を見つける
- バッテリーの節約
- サポート
LIVE FREE 2はJBL Headphonesを使う事で様々な設定や調整をする事ができます!
アンビエントサウンドの操作
ここで、アンビエントサウンドの設定をする事ができます。
ANC : ノイズキャンセリングモード
アンビエントアウェア:外音取り込みモード
トークスルー:装着したまま会話できるモード
それぞれの機能を説明します。
ANC アダプティブノイズキャンセリング
LIVE FREE 2では周囲のノイズレベルに合わせて自動的にノイズキャンセリングの強さを調整してくれる、アダプティブノイズキャンセリング機能があります!
アダプティブノイズキャンセリング機能はOFFする事も出来ます。
その場合、マニュアルでノイズキャンセリングの強さを設定します。
ノイズキャンセリングの強さは7段階で調整が可能です。
JBL Headphonesでは、「外耳道のテスト」において、ノイズキャンセリングの聞き具合をご自身の耳の状態に応じて調整をする事ができます!
アンビエントアウェア
外音取り込み機能のアンビエントアウェア。
外音の大きさも、7段階で調整できます。
トークスルー
トークスルーは、LIVE FREE 2を装着したままでも会話が出来るようにする機能です。
この場合、音楽のボリュームを下げて、外音取り込みのボリュームを上がって会話がしやすくなります。
イコライザー
プリセットされているイコライザー設定は全部で5種類。
プリセットされているイコライザー設定から、さらに自分好みに調整する事ができます!
プリセットされているイコライザー設定以外にも、自分で最初から設定する事も出来ます・
スマートオーディオモード
スマートオーディオモードは、低遅延モードのON・OFFの設定になります。
ビデオモード時は、低遅延モードになる事で、動画視聴時などで画像と音声のずれが少なくなります。
タッチ操作
タッチ操作は左右それぞれカスタマイズする事ができます。
しかしながら、設定できる内容は4種類の組み合わせしか設定できません。
右側のタッチの設定。私は再生&音声アシスタントの操作に割り当てに設定しています。
左側のタッチの設定。こちらは、アンビエントサウンドの操作にしています。これで、買い物などですぐに外音取り込みやトークスルーに切り替えが出来るようにしました。
結構便利ですよ!
ボイスアウェア
ボイスアウェアは自分の声のフィードバック音量を調整する事ができます。
電話やWeb会議で使っている時に、自分の声を適度に聞くことが出来るので、通話中に大声にならずにすみます。
自動再生&一時停止
LIVE FREE 2では本体に装着センサーの様なセンサーがあり、耳から外すと自動的に一時停止、また装着すると自動再生してくれる機能があります。
最近では、1万円台のTWSには当たり前の機能になっていますね。
ボイスアシスタント
LIVE FREE 2では、AlexaやSiriの音声アシスタントを動かす事ができます。
私は、あんまり使ってません。
音声プロンプト
操作時の音声の設定です。私はEnglishで使ってます。
最適なフィット感をチェックする
これは、自分の耳にイヤーピースがあっているかを確認してくれる機能です。
密閉状態になればOKです。これも、最近当たり前の機能になりましたね。
イヤホン本体を見つける
LIVE FREE 2では、イヤホンが無くなった時の為に、JBL Headphonesからイヤホンに対してビープ音を鳴らす事ができる機能があります。
バッテリーの節約
バッテリーセーブ機能として、オートスタンバイとオートパワーオフの2種類が用意されています。
オートスタンバイは、アイドルモード(音が鳴っていない時)に15分後にスタンバイモードになって、ノイズキャンセリングをOFFにします。
オートパワーオフは、アイドルモードになった時に、自動的にイヤホンの電源がOFFになる機能です。
サポート
サポートでは、ヘッドホンの設定では、外耳道テストやフィットチェックなどの設定をする事ができます。
ここで、イヤホンの設定を出荷時にリセットする事も出来ます。
ファームウェアアップデート
今回、購入時にファームウェアアップデートがありまして、自動的にJBL Headphonesからアップデートをしてくれます。
まとめ
JBL LIVE FREE 2を実際に買って使ってみました。
総評は以下になります!
総評
LIVE FREE 2は、大きな欠点が無く価格と機能のバランスがとても良い、完全ワイヤレスイヤホンだと思いました。
JBLというブランドもさることながら、デザインと音質が両方ともなった素晴らしい製品です。
一言で言えば、これは買いです。
今後、私が一番期待しているLEオーディオについては、今後対応との事でとても楽しみです。
投稿時点では、またLEオーディオに対応したオーディオプレーヤーやスマホが発売されておらず、試すことが出来ません。
今後、LEオーディオに対応したホスト機が発売されましたら、実際に購入してLC3コーデックの音質を体験したいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事についてのご質問やご感想は、コメント欄かお問い合わせフォームからよろしくお願いいたします!
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