こんにちは、きつね(@gijutsujin)です。
今回は、EarFun Air 2 のレビューをします。
EarFunさんから2024年2月1日に新発売する EarFun Air 2 を先行で送っていただいた。
このEarFun Air 2は同社初採用のLDACコーデックに対応した、ハイレゾワイヤレスイヤホンだ。
ハイレゾイヤホンながら価格は抑えめとなっており、その分ノイズキャンセリング機能が省かれるなど、音質重視の製品となっている。
筆者は過去にEarFunの製品をいくつかレビューをしてきたが、新しい製品が出るたびに改良が加えられ良くなっている。今回も開封直後から価格に見合わない質感と、初めて試聴したときの掛ごごちと音質の変化を体験し、EarFunさんの仕事のすばらしさを実感したのだ。
筆者が思うにこのイヤホンは、初めてTWSイヤホンを購入する人にオススメしたい。理由は価格的な敷居も低く、なおかつ高音質のLDACをサポートしているから。LDAC自体はAndroidスマホで対応している場合が多く、Amazon Music Unlimitedに加入していれば、簡単にハイレゾミュージックを楽しむ事が出来るのだ。
また、ノイズキャンセリング機能が無いため外出向きではないので自宅内での活用や、防水性能もいいのでエクササイズで気軽に使うという使用シーンにマッチするはずだ。
詳しいレビュー結果については以下に記述しているので、是非購入の参考にしていただきたい。
それでは、始めます。
- Hi-Res Audio Wireless対応で高音質な音楽を聴ける!
- イヤホン本体・充電ケースの質感がとてもいい!
- 6000円以下で買える数少ないハイレゾTWSイヤホン!
- ノイズキャンセリング機能が無いので、室内向き。
製品特長
- EarFun初、LDACコーデックに対応
- 日本オーディオ協会によるハイレゾ認証を取得
- Bluetooth 5.3 に対応、より安定した接続
- 左右各2基の高性能ENCマイクを搭載、クリアな通話を実現
- 大口径10mmウール複合ダイナミックドライバーを搭載、音楽のディテールを生き生きと描写する
- ゲームモードによって、55mm低遅延を実現
- アプリによって豊富なカスタマイズ機能を楽しめる
- 最大40時間連続再生、イヤホン単体で最大9時間
- 人間工学に基づく洗練されたデザインでもっと使いやすい
- IPX7防水規格、幅広い使用シーンに対応
- マルチポイント接続機能
- 急速・ワイヤレス充電
LDACコーデック初対応
EarFun初、高音質コーデック・LDAC*対応。日本オーディオ協会 (JAS)からハイレゾ認証も取得しました。 CDの情報量(24bit/96kHz)の約3倍という圧倒的な情報量を最大990kbpsのビットレートで伝送することにより、音楽のディテールを精緻に描写します。 「VGP2024」金賞を受賞、音のプロにも認められた自信作です。
https://www.myearfun.com/jp/promo/earfun-air-2-early-bird-special
実はEarFunさんのイヤホンで初採用のLDACコーデック。この価格でワイヤレスハイレゾイヤホンも地味にすごい!
驚くほど高音質、プロが認めた逸品
EarFun初、高音質コーデック・LDAC™対応。日本オーディオ協会 (JAS)からハイレゾ認証も取得しました。 CDの情報量(24bit/96kHz)の約3倍という圧倒的な情報量を最大990kbpsのビットレートで伝送することにより、音楽のディテールを精緻に描写します。 「VGP2024」金賞を受賞、音のプロにも認められた自信作です。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
洗練されたデザイン
人間工学を基づいて、洗練されたデザインと心地よい使いやすさを兼備し、長く装着しても痛くなりづらく、すべてがちょうどいいです。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
EarFunさんのイヤホンって掛ごごちが本当にイイんですよね!
今回はイヤーピースが変わったように感じました。
幅広いシーンに対応
おうち時間に!
おうち時間に、お気に入りの音楽を楽しめ、のんびり過ごします。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
スポーツに!
着け心地よいフィット感やIPX7の防水規格で、スポーツに最適!
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
オンライン会議に!
良質な通話性能で、クリアな音声を相手に伝え、テレワークで便利に使えます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
ノイズキャンセリング機能が無いので、使用想定も外で使う事よりも室内で使う事をオススメしていますね
クリアな通話を可能に
左右に各2基の高性能マイクを搭載、先進のENCノイズキャンセリング技術により風切り音や騒音を効果的に低減し、クリアな音声で通話できます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
耳から外れにくく水に強い
IPX7防水規格で、雨や汗などの侵入を防ぎ、運動中や雨の日でもイヤホンが使えます。ジョギング、ヨガ、フィットネス、自転車など、様々なシーンで安心してご使用いただけます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
急速充電・ワイヤレス充電対応
40時間
充電ケース込みで最大40時間再生
9時間
イヤホン単体で最大9時間再生
ワイヤレス・急速充電
10分の充電で2時間使用が可能
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
トータルで40時間再生が出来れば十分です。ワイヤレス充電に対応もポイントが高い。
マルチポイント機能
iOS、Android、PCなど最大2台のデバイスと同時に接続でき、スムーズな切替で音楽や通話を楽しめます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
タブレットやPCで動画も視聴しながら、着信に応答できます。
55msの低遅延ゲームモード
ゲームモードを搭載し、最大55ms(0.055秒)の低遅延を実現しました、EarFunアプリに接続したうえで、ゲームモードに切り替えてストレスなく低遅延でゲームを楽しむ事が出来ます。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
これが最先端のワイヤレス!
強制登録不要、マルチバンドイコライザー、バッテリー表示、カスタマイズ可能なタッチコントロールなど豊富な機能が利用できます。改良を重ね、より使いやすく進化しました。
https://www.myearfun.com/jp/headphones/earfun-air-2-hi-res-true-wireless-earbuds-black
EarFunアプリに対応しているので、イコライザーとタッチスイッチコントロールのカスタマイズができます。
製品仕様
EarFun Air 2の仕様はこちら
防水規格 | IPX7 |
---|---|
対応コーデック | LDAC, SBC, AAC |
Bluetooth バージョン | Bluetooth5.3 |
バッテリー容量 | 40mAh x 2(イヤホン); 400mAh(充電ケース) |
充電時間 | 1.5 時間(イヤホン); 2時間(充電ケースby USB-C) ; 3.5時間(充電ケースby ワイヤレス充電) |
入力 | DC 5V/1A |
重量 | 5.5g(イヤホン単体)、45g(ケース込み) |
サイズ | 62.1mm x 47.5mm x 25mm |
最大動作範囲 | 15m(障害物なし) |
カラー | ブラック、ホワイト |
開封
外箱をチェックしながら開封していきましょう!
外箱
外箱の表面にはしっかりとLDACのロゴとWireless Hi-Res Audioのロゴがしっかりと入っている。
外箱の裏面はいつも通りの機能の説明が書かれている。このイヤホンを購入したら必ずEarFun Audioアプリは入れましょう。AndroidとiOSに対応。
開封
開封するとこの様な感じに商品が入っている。イヤホン本体は充電ケースの中にあり、充電ケースは保護シートにくるまれている。その下にある黄色い箱に、イヤーピースと充電用のケーブルが入っている。
同梱物
同梱物はこちら、
- イヤホン本体
- 充電ケース
- 充電用USBケーブル
- 交換用イヤーピース(XS、S、M、L)
- 取扱説明書
- お掃除棒
- お掃除マニュアル
最近のEarFunさんのイヤホンに付属する
お掃除棒は充電端子の掃除やイヤーピースの穴の掃除に便利ですよ!
イヤホン本体&充電ケース チェック
イヤホン本体と充電ケースをじっくりみていきます
イヤホン本体
本体外側
EarFun Air 2はスティックタイプのイヤホン。
スティック部の長さはシルバーで加飾された部分で約3cm。やや長めだがスティック自体の幅がそれほどないのでスマートな印象。
本体裏側
イヤホン本体の裏側はこのように光沢のあるプラスチックの仕様。EarFun Air 2のカラーもブラックのみなので、ホワイトやシルバーなどのカラーが好みの方には少々残念。
タッチスイッチ
EarFun Air 2のスティック部にはタッチパッドがあり、ここをタップやダブルタップ、トリプルタップ、長押しをする事で操作をする事が出来る。タッチパッドの位置はスティック部の根元付近にあり、そこをタップするのでイヤホンがタップでずれるという事もしにくい。
タッチパッドの感度も良好でとても良い。スティック部をつまんだ時も変にタップ操作を受け付ける事もなかった。
充電端子
充電端子はスティック部の底部にある。
この位置であれば、肌に直接触れにくい位置にあるので端子が汚れで接触不良を起こし、イヤホンが充電がされていないというケースも軽減できそうだ。
ただ、見にくい位置にあるので汚れ具合をチェックを忘れないようにしたい。
充電ケース
充電ケース正面
最近のEarFunさんの製品で感じるのは、イヤホンやケースの質感が向上している点だ。
このEarFun Air 2も同様に、ケースも価格帯はエントリーモデルでありながらプラスチック表面の感触も良く、ふたと本体の境目には光沢のあるプラスチックを使いデザイン性も向上させている。この1本の線が歩かないかで質感が大きく違う。
充電ケース背面
充電ケースの背面はこのようになっている。
ヒンジ部にEarFunさんのロゴが入り、光沢シルバーの加飾がされている。ここでも、質感を向上させる演出がなされている。
充電ポート
充電ポートはUSB-Cを採用。充電ケースをUSB-Cで受電する場合、フル充電までは2時間。
最近はiPhone 15 でUSB-Cを採用されたので、筆者も持ち出すケーブルの種類がUSB-Cだけで済むので大変助かる。
ワイヤレス充電
EarFun Air 2の充電ケースはワイヤレス充電にも対応している。
ワイヤレス充電で充電ケースを満充電させるには、3.5時間かかる仕様だ。
充電ケースのフタの開閉
充電ケースのフタの開閉はとてもやりやすく、親指で持ち上げるようにして開ける事が出来る。
フタの開閉操作はとても軽快だ。
取り出すと時のイメージとしてはAirPodsの場合と似た感じだろう。これが慣れないと出し入れが若干しずらい。
装着感
装着感
EarFun Air 2を耳に装着するとこの様な感じになる。
スティック部のカラーリングがいいので、安っぽさは感じない。また、スティックの先端にマイク穴があり、口元近くにマイク穴がくるので、通話時の声もしっかりと拾ってくれそうな感じだ。
今回装着して感じたのは、付属のイヤーピースが以前の物とは違い改良されているように感じた。その理由として、今までのEarFunさんのイヤーピースの場合、歩行時などで振動が加わるとイヤホンのイヤピースが耳の中で揺れるのでその影響で音も揺れる事があった。しかしながら、今回のイヤピースはそうゆう事は起きず、しっかりと耳の中で固定し振動による揺れも発生しなくなったのだ。
以前、EarFunさんでEarFun Free Pro 3用に新しいイヤーピースのサンプルを配布する企画があった。筆者はたまたまそれに当選し試していたのだが、今回のイヤピースはその時に比べても良かった。
EarFunさんの良い所は、こうゆう細かい所の改善が素早い所が筆者は大好きだ。
アプリチェック
EarFun Air 2は、イコライザー調整やキーのカスタマイズをアプリにて実行する事が出来る。
実際にアプリの画面を見ながらどのような設定項目があるか紹介する。
ホーム画面
EarFun Audioアプリを起動し、接続するイヤホンを選択すると、このホーム画面になる。
ホーム画面には、イヤホン本体と充電ケースのバッテリー残量、ゲームモード切替、イコライザー設定、キーのカスタマイズが表示される。
また、右上の歯車マークは詳細設定となり、以下で紹介する。
詳細設定 その1
ホーム画面の歯車マークをタップするとこの画面が表示される。
設定項目が多岐にわたり1画面に収まり切れない為、画面キャプチャを2つに分けて説明をする。
まずは、詳細画面を上から順にBluetoothオーディオの品質まで見てみよう。
一番上にあるのがイヤホンの名前の設定だ。ここではイヤホンを任意の名前にカスタマイズする事が出来る。
その下にあるのは、ファームウェアバージョン。新しいファームウェアがリリースされた時はここからアップデートを行う。
次に、装着方法、製品チュートリアル、よくある質もといった使い方に関する項目がまとめられ、続いてイコライザーとBluetoothオーディオの品質の設定が設けられている。このBluetoothオーディオの品質はLDACの設定になるのでAndroid版アプリ限定になる。
続きはその2で紹介する。
詳細設定 その2
さて、ここではイヤホンのオプション設定になる項目を紹介する。
まずはゲームモード、これは低遅延モードになり音ゲーや動画を視聴する際に音づれを最小限に抑えてくれる。
次にキーのカスタマイズはタッチキーの動作設定だ。左右のタッチキーをそれぞれカスタマイズする事が出来る。
デュアルデバイス接続では、マルチポイント接続した際の接続先の切り替えなどを行う。
通話マイク設定は、左右のイヤホンのどちらかをマイクとして使うかが設定出来る。これは片耳で使う際に便利な機能だ。
続いて音声ガイダンスの設定でガイダンスの言語設定ができ、イヤホンを探すでは、イヤホンから大音量の音を出す事で見つける事が出来る。
イコライザー
EarFun Air 2 ではEarFun Audioのイコライザー機能を使て好みの音質にする事が出来る。
設定のカテゴリーとしては、デフォルトサウンド、プリセットイコライザー、カスタムイコライザーの3つから選ぶ事が出来る。
プリセットイコライザーには10種類のタイプの設定が組み込まれている。
・ロック
・Pop
・Country
・R&B
・Classic
・Jazz
・低音ブースト
・高音ブースト
・低音カット
・高音カット
カスタムイコライザーは文字通り自分好みの音を作る事が出来る。
低音域は31.5Hzから高音域は16kHzまでの各レンジでレベルを+10 ~ -10の範囲で調整する事が出来る。
Bluetoothオーディオの品質
ここでは、LDACの設定を行う。スイッチをONにする事でLDACでの通信が可能となる。
この設定について、iOS版ではLDACに対応していない為、そもそもこの設定は表示されない。
タッチスイッチの動作を設定する時はこの設定画面で行う。
左右のイヤホンにそれぞれ個別の設定を割り当てる事が出来る。
タップの動作は、クリック、ダブルクリック、トリプルクリック、長押しの4タイプ。
設定できる項目は左右共に同じなので、全く同じ設定をする事も可能だ。
こちらはクリックの動作設定。
音量コントロールや曲の移動、再生停止、音声アシスタント、無効が設定できる。
この設定できる動作は左右のイヤホン共通となっている。
ダブルクリックもクリックの時と同じ内容。
この設定できる動作は左右のイヤホン共通となっている。
トリプルタップもクリック、ダブルクリックと同じ設定内容。
この設定できる動作は左右のイヤホン共通となっている。
長押しも同様の設定内容となっている。
この設定できる動作は左右のイヤホン共通となっている。
こちらはマルチポイント接続で接続したデバイスの接続状態をコントロールする項目となっている。
このパネルから接続しているデバイスを任意にコントロールする事が出来る。
イヤホンを紛失してしまった場合などで役に立つ機能で、イヤホンから音を出す事で探し出すことが出来る仕組み。
かなりの音量がでるので、耳に装着した状態でならすのはやめよう。
音質チェック
EarFun Air 2の音質については以下の環境でチェックを行った。
テスト機材
- Apple iPhone 15(コーデックはAAC)
- Sony Xperia 5(コーデックはLDAC)
イコライザー設定
- デフォルトサウンドを使用
テスト音源
今回の音質チェックで使用するテスト音源は、Amazon Music Unlimitedから YOASOBI の 3rd アルバム THE BOOK 3 に収録している楽曲を使用した。
Non Hi-Res Audio Wireless
今回、EarFun Air 2の音を初めて聞くときに、LDACからではなくiPhone 15に接続しAACから試聴したのだが、この時から感じたのは、私が試した過去のEarFunイヤホン( EarFun Air Pro 3 や EarFun Free Pro 3 )とは違い、音が低音よりで高音が弱めではなく、高音域が若干高く、低音域は程よく利かす感じとなり、イコライザーで調整する必要があるのかと思う程聞きやすく筆者好みの音質となった。
今回試聴用のサンプルとしてYOASOBIの楽曲を選んだのだが、楽曲との相性も良いのかとても気持ちのいい音を鳴らしてくれる。
各音域の状態を解説すると、高音域については刺さるような感じはせず、メリハリのある音を演出するために、丁度良い出力レベルだ。
次に、中音域だがここはフラットな感じ。つまり中音域が抜けた感じのシャキっとした音よりは太いサウンドを演出している。その為、楽曲に迫力が増してロックやEDAなどの楽曲にはとてもマッチしていると思う。
最後に低音域は、ここは日本人の好みの出力レベルになったのではないだろうか。過去にレビューしたイヤホンの場合、低音がとにかく強かったのでここを押さえる為にイコライザーで出力レベルをあえて下げて音のバランスを取った経緯もある。しかしながら、EarFun Air 2では全くそのような調整が必要なく、デフォルトサウンドのままでも十分整った音質になった。
このように、AACコーデックでの場合非常に聞きやすく調整されたサウンドとなっていた事には大変驚いた。
EarFun Air 2自体にはノイズキャンセリング機能は無い。ノイズキャンセリング機能を動かした場合、音質も影響を受ける為その為のサウンドメイクが必要になる。でも今回はノイズキャンセリング機能が無いので、この部分も少なからずサウンドメイクに影響を及ぼしデフォルトサウンドの音質向上に役立ったと思われる。
Amazon Music アプリでのオーディオ品質なのだが、iPhone 15はハイレゾ出力する事が出来ないので、音源の品質からビットレートが96kHzから48kHzに下がっているのが分かる。
けれども、EarFun Air 2から聞いている音質自体は非常に高音質なサウンドで聴くことが出来た。
Hi-Res Audio Wireless
ハイレゾの視聴にはSony Xperia 5を使用しLDACで接続をした。
LDACでの音質で感じるのは、AACに比べて低音がブーストされている。もちろんイコライザーはデフォルトサウンドを使用しているのだが、明らかに低音が強い。そのせいもあってか音の迫力がAACの時に比べて倍くらい違う。
音の迫力という表現が正しいかわからないが、とにかく全体的に明瞭な高中音域と迫力のある低音域が楽しめるサウンドだ。
高音域については、刺さるようなキンキンする感じはしない。しかしながら、音の広がり感を与えたりメリハリをつける為の演出をしっかりとしている。
中音域はAACの時に比べると若干レベルを抑え気味にする事で音の抜けをよくした印象。低音域が強調されているので、高音域の出力特性と相まってそう感じた可能性がある。
低音域は強めに出ている。その為、人によってはイコライザーで少しカットしてもいいかもしれない。以前のEarFunさんのイヤホンのサウンドの様な感じ。サウンドメイクの方法がAACコーデックとLDACコーデック違うのが非常に分かりやすい結果となった。
Amazon Music アプリによるオーディオ品質だが、さすがLDACコーデック対応という事で、音源のハイレゾのビットレートそのままイヤホンまで届いている。
ノイズキャンセリング機能が無い事の影響
EarFun Air 2をしばらく追加って感じたのは、ノイズキャンセリング機能が無いので電車に乗車中の騒音が結構耳に届く事を改めて理解した。
イヤーピースは自分の耳に最適な物を使用しているので、ピッタリと耳にフィットしている。そのようなコンディションでも、結構なノイズが耳に入ってくるのだ。その騒音も聞いている音楽が聴きにくくなるほどなので、オープンエア型のイヤホンをしていると錯覚するほどの騒音の音量だ。
理由は色々あると思うのだが、ノイズキャンセリング機能に慣れてしまっている今では、ノイズキャンセリング機能が無いインイヤーイヤホンではあるものの、ノイズが思った以上に大きく聞こえる事は購入前にしっかりと考慮しておいた方がよいだろう。
EarFunさんのWebページでは、自宅での使用やスポーツや電話会議などをオススメしているのだ。そういった意味で言えば、EarFun Air 2は自宅でゆっくりハイレゾ音源で音楽鑑賞に使用する方がハッピーになれるのだろう。
まとめ
EarFun テクノロジー株式会社様より、EarFun Air 2をご提供していただきレビューをさせて頂きました。
本機の感想をまとめると、
- Hi-Res Audio Wireless対応で高音質な音楽が聴ける!
- イヤホン本体・充電ケースの質感がとてもいい!
- 6000円以下で買える数少ないハイレゾTWSイヤホン!
- ノイズキャンセリング機能が無いので、室内向き。
総評
総評コメント
まずはデザインだが、デザインについては特に充電ケースの質感がとても良い。表面の処理自体は従来と同じでもフタの淵に1本のラインをプラスチック表面を光沢する事で表現したり、ヒンジ部にシルバーのメッキで加飾するなどする事で、見た目の質感をアップさせている。イヤホン本体もシルバーの加飾もチープさはなく見た目にもとても良かった。今回はスティックタイプなので、充電ケース自体もAirPodsに寄せたデザインなので、持ちやすくフタの開けやすさもとても良かった。
次に音質だが、良かった点は音質が以前のEarFunさんのTWSイヤホンに比べてサウンドメイクがしっかりできていて、イコライザーで調整が不要なまで作りこまれている点。そのおかげで、AACではデフォルトサウンドで丁度良く、LDACコーデックに至っては低音域がブーストアップし音に迫力がます。AACとLDACでサウンドが結構違うので、あえてそうしているのかは不明だが、何もしなくても気持ちよく聞くことが出来た。これも、EarFunさんが顧客からのフィードバックに合わせてチューニングしてくれたおかげだろう。
機能については、なんといってもLDAC対応ではないだろうか。EarFunさんではaptX Adaptive での対応は以前のモデルでもされているが、LDACはEarFunさん初のコーデックとの事でその初号機がこのEarFun Air 2なのである。それもあってか、ノイズキャンセリング機能が省かれているが音質面を重視した製品仕様。また、EarFun Audioアプリの作りも良く、非常に使いやすいアプリケーションだった。やはり、ノイズキャンセリング機能が無いのは若干残念なので、EarFun Air 3ではノイズキャンセリング機能も搭載されることを望む。
最後にコスパだが、LDAC対応のハイレゾワイヤレスイヤホンである本機は税込みでも6000円を切るイヤホンとして、筆者はこのイヤホンのコスパは非常に高いと評価する事が出来る。そんなイヤホンでもノイズキャンセリング機能が無いがための屋内使用重視のスペックなので、オールマイティに使いたいというユーザーさんにとっては6000円でも決してコスパが良いと感じない方もいると思う。ノイズキャンセリング機能が無くてももう少し外からのノイズをイヤーピースの仕様などで抑える事が出来れば、この価格は十分にハイコスパなグループに入る事が出来るだろう。
最後に一言言わせてもらうと、6000円を出せばハイレゾワイヤレスTWSイヤホンが買えるという事がどれほど凄いことか、関心をせざるを得ない。これはTWSイヤホンのチップセットの進化もあると思うのだが、今まで数万円を出して購入していたLDAC対応のイヤホンやヘッドホンを6000円以下まで大幅にコストダウンさせたわけだ。これはユーザーにとっては非常にありがたくEarFunさんの企業努力のおかげだろう。
本機の総評では色々言ってはいるが、EarFunさんへ次モデルへの期待も込めてのメッセージカードでもある。EarFun さんの事だから、こうゆう声を沢山上げる事で、次の商品に対しての品質向上に向けて努力をしてくれると期待している。
以上になります。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
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