こんにちは、きつね(@gijutsujin) です。
2021年11月16日にAmazonから入荷しまして、1週間ほど使用しました。
タイトルにもありますが、感想は「買って本当に良かった!」の一言に尽きます。
このヘッドホンを購入すれば、高音質の無線接続できるヘッドホンが手に入るわけで、あなたの音楽ライフが充実する事間違いありません!
本商品については、非常に人気の為 多数のお店で欠品状態が続いています。
その為、気になっている方は見つけ次第、
「すぐに買いましょう!!」
1週間使用していた中で、以下の点について 良かったなという点と 少し気になる点 を皆様にも情報をシェアしたいと思います。
良かった点 | 気になった点 |
---|---|
・意外に便利なマルチポイント接続 ・外音が自然に聞こえるサイドトーン機能 | ・確かな高音質・低遅延モードの効果 ・ (現在、再現確認中の為、分かり次第ご報告します。) | ・A-T ConnectでのEQ設定
2022年12月24日 Update
2022年12月20日にファームウェアアップデートが配信されました!
ファームウェアアップデートの対象となるソフトウェアバージョンは「Rev1004」及び「Rev1005」です。
最新のFWバージョンは「Rev1007」です。
アップデート内容は、マルチポイント接続時の動作安定性の改善です。
本記事でも気になった点に”フリーズ現象??”と記載させて頂いた原因がマルチポイント接続時に発生していまして、オーディオテクニカ様へ報告しご対応頂きました!
オーディオテクニカ様、ありがとうございます!!
ダウンロードはこちら!
詳しい製品情報についてはこちらの記事をご参照ください!
それでは、始めます!
- 確かな高音質
- 意外に便利なマルチポイント接続
- 外音が自然に聞こえるサイドトーン
- バッテリーライフが長い
- EQを使うと音量が下がる
開封
まずは外箱から。
ヘッドホンなので、サイズもそこそこ存在感があります。
箱を開くと白い段ボールの仕切りがあって、このような感じで入っています。
仕切りの中には、ポーチが入っていて、
ポーチの中に付属品のケーブル類が入っています。
そして本体。
イヤーカップの外側にはオーディオテクニカのロゴマークがシルバーのリングに囲まれたデザインです。
イヤーパッドも厚みがあり、装着感はとても良いです!
この製品は操作はすべて物理キーを使って操作します。
充電用のUSBコネクタはUSB-Cを採用。
Bluetoothを使わない場合は、付属のケーブルでも使用する事が可能です。
音量マイナス、再生/通話/電源キー、音量プラスの順で並んでいて、
一番右側にある丸いボタンで、AlexaやSiriなどの音声操作を始めるトリガーキーです。
オーディオテクニカ ATH-M50xBT2 レビュー 有線 LDAC Bluetooth マルチポイント接続 ノイズキャンセリング
音質&機能チェック
1週間使用しまして、音質については「最高」の一言です。
ATH-M50xBT2はモニターヘッドホンなので、低音がドスドスしたり、高音がキンキンすることなく、とても原音に忠実なサウンドです。
その為、長時間聞いていても疲れる事が無く、自然に音楽を聞くことできます。
このサウンドは、AKM社製Hi-Fi DAC&ヘッドホンアンプ(AK4331)、そしてオーディオグレードのコンデンサを使う事による低ノイズ・低歪化が効いています!
このお陰で、USB-DACやヘッドホンアンプを別に用意する必要なしです。
音質についてはとても主観的な話になりますので、ここは皆様が実際にお店などで試聴していただき、ご自身でご評価していただきたいと思います。
2022年11月25日Update
有線接続
有線接続の場合、筆者はFiiO K3ESを使用している。
これはコンパクトなUSB-DACで32ビット/384kHzで再生させる事が出来る。本機はハイレゾ対応ではない物の、Bluetooth接続に比べて、音質がアップするのは間違いない。
ただ、付属の有線ケーブルが少し短いので延長ケーブルなどを使用すると取り回しがしやすくなるので、この辺も検討してみてください。
そして、ここでは 音質以外の点で気になったポイントがありまして、以下の3点に注目しその感想を以下にまとめました。
- マルチポイント接続
- サイドトーン機能
- A-T Connect
マルチポイント接続
マルチポイント接続はやはり便利だった。
iPhoneとPCを同時に接続する事が出来るので、PCから音楽を掛けて、電話が来たらiPhoneに児童に接続が切り替わる。
実は、今までマルチポイント接続を使用中に電話が来たことが無かったのだが、実際に使う場面が来るととても便利でした。
この、ATH-M50xBT2は起動時に、iPhoneとPCを同時に接続してくれます。
これにより、2台を接続する手間が省けるので、マルチポイント接続の有効性がより高まります。
私は、SonyのWH-1000MX3をもっていますが、こちらもマルチペアリング出来ますが、2台同時に接続はしてくれませ。
やはり、ATH-M50xBT2が、2台同時接続は非常にありがたい機能ですね。
サイドトーン機能
紹介記事でも注目していた機能が、サイドトーン機能です。
サイドトーン機能とは、外音取り込み機能です。
このヘッドホンはノイズキャンセリング機能はついていない物の、イヤーパッドで十分な遮音性があります。その為、通話をこのヘッドホンでする際に、自分の声の音量が聞こえずらいという事が発生します。そこで、このサイドトーン機能で外音を取り込む事で、ヘッドホンを装着していない状態に近い感覚を得る事が出来るのです。
ちなみに、このサイドトーン機能は通話中のみ機能します。
実際に使って見ると、外音は極めて自然です。その為、変に外の音が大きくなりすぎず、不自然な感覚はありませんでした。非常に良かったです。これから 在宅ワークにおいて、TeamsなどのWeb会議でどんどん使用していきます。
ちなみに、A-T Connectを使うと、取り込み音量が切り替え出来るので、好みの取り込み音量を選べます。
A-T Connect
A-T Connectとは、ATH-M50xBT2に対して、イコライザー調整や低遅延モードなどの各種設定を行うアプリです。
ここでは、イコライザーと低遅延モードの設定についてご紹介します。
イコライザー
イコライザーはグラフィックイコライザーとパラメトリックイコライザーの2種類から選べます。
イコライザーのプリセットはオリジナルを含めた5種類が選べます。
また、イコライザーを使う際は最大サンプルレートが48kHzに制限されてしまうので、LDACの96kHzには対応できないようです。
イコライザーをONにすると、全体の音量レベルが少し落ちます。
私は、イコライザー無しが好みでした。
低遅延モード
手元にあるiPhone 13 mini と Xperia 5 SO-01Mをそれぞれ低遅延モードをONにすると、以下の様にコーデックに制限が掛かります。
モデル名 | 通常時 | 低遅延モード使用時 |
---|---|---|
iPhone 13 mini | AAC | AAC |
Xperia 5 | LDAC | AAC |
つまり、このヘッドホンでは低遅延モードはAACで実現している事になります。
単純にSBCよりも低遅延なコーデックなので当然ですが、Xperia5でもAACになるのは、興味深いです。
低遅延モードについては、ライブ映像や映画、アニメなど映像作品を見比べてみたのですが、正直、差がわからないです。
また、低遅延モードの設定はアプリで1回設定すると本体に記憶させるので、A-T Connectが入っていないデバイスに接続しても、低遅延モードの設定は引き継がれているそうです。
(こちらについては、オーディオテクニカのサポートの方からのご回答をいただきました。)
カスタマイズ
カスタマイズについては、以下のような設定をA-T Connectで変更、調整することが出来ます。
サイドトーン機能の外音取り込み量もここで調整できます!
掛ごごち
掛ごごちについては、やはりモニターヘッドホンという事である程度 長時間使用を想定したつくりになっていると思います。
その為、イヤーパッドやヘッドバンドのクッションも厚めになっていますので、耳や頭が痛くなることは、ほとんどありません。
掛ごごちについては個人差があります。
気になる方は、お店で実際に試着されることをオススメします!
ATH-M50xBT2とATH-M40x
ちょうど手元にATH-M40xがありますので、ATH50xBT2と外観比較してみました!
表側
左がATH50xBT2、右がATH-M40x。
イヤーカップとヒンジ部分のデザイン、ヘッドバンド部のクッションの厚みがATH50xBT2の方が厚いです。
バンドの調整部も違いを感じました。
ATH-M50xBT2 | ATH-M40x |
---|---|
・クリック感はあるがスムーズに調整が出来る | ・クリック感のあり節度がある感じに調整が出来る |
外観やバンド調整の動作感覚など、価格なりの印象を受けました。
イヤーカップ デザイン比較
シルバーのリングサイズでデザインの印象がすごく変わるのが分かります。
両者の価格としてはATH-M40x が1万円台、ATH-M50xBT2が2万円台と倍違う価格差ですが、それぞれ、値段にあった印象です。
私は両方とも大好きです。
裏側
ATH-50xBT2とATH-M40xは使用しているドライバサイズが異なります。
ATH-M50xBT2 | ATH-M40x |
---|---|
φ45mm | φ40mm、CCAWボイスコイル |
このように、ドライバサイズは違う物のイヤーカップのサイズは変わらないので、装着感は両者で大きな差はありません。
両者ともに掛け心地は良いです。
イヤーパッドの厚みもほぼ一緒のような感じです。
サポートパーツとして販売している価格は、それぞれ違う値段で販売しているので、細かい仕様としては違いがあると思いますが、よくわかりません。
ATH-M50xBT2とATH-HL7BTと比較する
ATH-M50xBT2と同じオーディオテクニカから発売している、ATH-HL7BTと比較をしてみる。
ATH-HL7BT | ATH-M50xBT2 | |
---|---|---|
形式 | オープンエアーダイナミック型 | 密閉ダイナミック型 |
ドライバー | Φ53mm | Φ45mm |
出力音圧レベル | 100dB/mW | 99dB/mW |
再生周波数帯域 | 5~40,000Hz | 15~28,000Hz |
インピーダンス | 48Ω | 38Ω |
通信方式 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.0 |
対応コーデック | LDAC、AAC、SBC | LDAC、AAC、SBC |
伝送帯域 | 20~20,000Hz | 20~40,000Hz(LDAC 96kHz サンプリング、990kbps時) 20~20,000Hz(44.1kHz サンプリング時) |
ハイレゾ対応 | 対応 | 非対応 |
マルチポイント接続 | 対応 | 対応 |
サイドトーン機能 | 非対応 | 対応 |
360 Reality Audio | 対応 | 非対応 |
有線対応 | 有線接続によりハイレゾ音源に対応 | 2.0mコード付属1.2mコード付属 |
使用可能時間 | 最大約20時間 | 最大約50時間 |
重量 | 約220g | 約307g |
価格 | ¥19,800(税込) | ¥23,980 (税込) |
購入はこちら | 購入はこちら |
それぞれを比較して共通点はBluetoothの仕様及びコーデック。
ATH-M50xBT2の強みはBluetooth接続時にLDACだと高音域の帯域が広く、使用可能時間が50時間ある点だ。
音質面はドライバー径の違いによる差というよりも、形式の違いで音の特長がはっきり分かれる。
ATH-M50xBT2は密閉ダイナミック型なので、タイトな低音が特徴で音にしまりがある。ATH-HL7BTはオープンエア型なので音の軽快さは勿論だが低音域もしっかりと出ているのが特徴。筆者は両方とも好きな音だった。
この2つのヘッドホン、用途に応じて使い分けができるので2つあると本当に便利!
ケース
付属のポーチはカッコイイが・・・
ATH-M50xBT2には同梱物として、専用のポーチが付いてくる。
だが、ポーチだけあってヘッドホンを保管もしくはホコリ除けとして使うような物である。
その為、外出時にはこのポーチに入れそれをカバンに放り込むというとなると、カバンの中で他の荷物にあたってしまう。
そういう意味で言うと、ポーチではなくしっかりと衝撃から保護する事が可能なケースが欲しくなる。
実際、アマゾンで色々と探すと沢山のケースが出てくる。
その中で、筆者が購入したのがこのケース。
このケースはオーディオテクニカから発売されているものではなく、汎用品のケース。
とは言え、商品説明欄にATH-M50xも対応と書いてある。また、レビューでも「ATH-M20xでピッタリだった」とあったので、色々と悩んだがこちらにした。
実際に入れてみると、スピーカを90度回転させた状態で入れるわけではなく、そのままの状態で入れる。
ATH-M50xBT2はケーブルが無いので、ケーブルが邪魔する事が無くすっぽりと収まった。
その為若干の厚みがある形にはなる物の、スイーベル機構を持たないヘッドホンでも収納できる点はありなのかもしれない。
このケースにはケーブルなどを入れる為の小型のポーチが付属している。しかも背面にマジックテープがあり、ケース内側に張り付ける事が出来る。
このケースによってATH-M50xBT2を外に持ち出す際に細かい心配もする必要が無く、気軽に持ち出せるようになった。
気になる方は是非こちらから購入を検討してほしい!
まとめ
念願のATH-M50xBT2を購入し実際に使用してみました。
実際に使用した感想は以下の通りです。
- カッコイイデザイン
- 確かな高音質
- 便利なマルチポイント接続
- とても自然な外音取り込み(サイドトーン機能)
- イコライザーは必要なかった
- 間違いなく絶対買いなヘッドホン!!
総評
是非みなさんにも、お試しください!
ご購入の際は、Amazonで購入の場合、5年の長期保証を付けての購入が出来るのでオススメです!
ATH-M50xBT2の性能をフルで引き出すのならFiiO BTA30 Proは必須!
有線で聴くならこちらのUSB-DACがオススメ!
ワイヤードのモニターヘッドホンはこちらをオススメします。
以上になります。
こちらの記事についてのご感想やご質問は、コメント欄かお問い合わせフォームから宜しくお願い致します。
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