こんにちは、きつね(@gijutsujin)です。
今回は、FunLogyさんから2023年7月7日に販売開始したポータブルスピーカー FunLogy Portable Mini をレビューします。
価格がなんと定価2580円と圧倒的な価格設定で登場した本機。その低価格の本体には防水性能やTWS接続機能など、他のBTスピーカーでは考えられない仕様が盛り込まれている。
筆者は、FunLogyさんがTwitter(当時)でリリースを出してすぐにAmazonで購入したほど、衝撃を受けたBTスピーカーである。
使用用途としてはお風呂での動画試聴や音楽鑑賞を考えている。それまでは、JBL GO 2を使用していたのでJBL GO 2との音質比較なども紹介したいと思う。
今回のレビューの注目点としては、音質。特にTWS接続の音がどのような感じなのかがとても楽しみである。
後段より本体チェックから音質チェックの解説になるので、是非最後まで読んでいただきたい。
それでは、始めます!
- 圧倒的なコスパ
- TWS接続は絶対にやるべき
- お風呂スピーカーの新定番 爆誕!
- アプリでのイコライザー調整ができない
特長
小さいのにパワフル
小さい筐体に70mm 6Wのドライバーでパワフルな音を実現
ダイナミックな低音
パッシブラジエーターによる低音はかなり強力
IP67 防水・防塵のタフなボディ
IP67の防水防塵性能があるので、砂浜は勿論、お風呂スピーカーとして最適
たったの250g
小型軽量なのでどこでも持ち運びOK!
15分の充電で1時間再生
USB-Cポートから充電できるのは今やMUST
Bluetooth 5.3 搭載
マルチペアリングはあると複数のホスト機器を登録できるので助かりますね
2台でステレオ再生
TWS機能搭載なので、2台あればステレオ再生が可能
音楽はもちろん、映画もステレオ再生が出来れば迫力満点
有線接続にも対応
Bluetooth接続が安定しない時に便利なAUX接続。音質も向上する!?
ハンズフリー通話に対応
在宅でのWeb会議にも使える!
仕様
製品仕様
モデル | FunLogy Portable Mini |
製品サイズ | 約Φ70mm X 80 mm |
製品重量 | 約250 g |
スピーカー | 6W, 3Ω |
スピーカーサイズ | Φ42 mm |
サブウーファー | パッシブラジエーター型 |
Bluetoothバージョン | Ver. 5.3 |
対応プロファイル | A2DP、HFP |
対応コーデック | SBC、AAC |
無線出力 | class2 |
最大通信距離 | 10 m |
入力インターフェイス | 3.5 mm AUX、USB Type-C(充電用) |
バッテリー容量 | 650 mAh |
稼働時間 | 最大 10 ~ 16 時間(20 ~40 % 出力時) |
電源入力 | 5V 1.0A |
防水防塵性能 | IP67 |
その他 | 2台接続(TWS)機能、ハンズフリー通話、ストラップホルダー |
付属品 | USB Type-Cケーブル(充電用、約1m)、3.5 mm AUXケーブル(約1m)、 ストラップ(約0.2m)取扱説説明書(保証書) |
カラー
開封・同梱物
外箱
外箱はFunLogyさんのコーポレートカラーのオレンジ。この色、筆者は結構好きです。
開封
箱の中には、FunLogyさんからの直筆のメッセージカードが同梱されている。
同梱物
同梱物は、
- 本体
- 充電用USB-Cケーブル
- 3.5mm AUXケーブル
- ストラップ
- 取扱説明書
本体チェック
本体正面
本体正面に電源ボタン、音量マイナスボタン、再生・ポーズボタン、音量プラスボタン、TWS切替ボタンがある。
FunLogyのロゴの下にある穴はマイク用の穴。
本体裏側
本体の裏側にはストラップホールと端子カバーが見える。
端子カバーを上げると、外部音源入力用の3.5mmジャックと充電用USB-C端子がある。
使用する際は、このカバーをしっかり閉める事で防水性能が保たれる。
本体上面
本体上面にはΦ42mmのスピーカーが1発 上を向いている。スピーカーガードはパンチングメタルを採用。
本体下面
本体下面はとスリットがあり、ここからパッシブラジエーターで作られた低音が出力される。また底面にはラバーもあるのである程度低音による筐体のビビり音は吸収される。
バッテリー残量
FunLogy Portable Miniのバッテリー残量の確認の方法はというと、一応本体にLEDランプは2つある物の、これで確認する事は出来ない。その為、本体のバッテリー残量を確認する場合は上の写真の様にスマホに繋ぐことでバッテリー残量を確認する事が出来る。これは一般的な完全ワイヤレスイヤホンと同じ仕様である。
音質チェック
それでは早速音質チェックをしていきたいと思う。
FunLogy Portable Miniは3つの接続方法で音楽を楽しむ事が出来る。
- Bluetooth接続(無線)
- AUX接続(有線)
- TWS接続(無線)
今回のレビューではすべての接続方法での音質をチェックしたいと思う。
テスト音源
今回の音質チェックで使用した音源は、YouTube MusicにてChilli Beansさんの「Raise」など複数の楽曲を使用音質チェックを行った。
音質については、音域全体に関する感想と、高音域、中音域、低音域についてもそれぞれ私の主観になるが感想を述べたいと思う。
ちなみにChilli Beansさんの「Raise」はアニメ「ワンピース」のEDテーマに使われている楽曲だ。
Bluetooth接続
まずは、基本となる1台でのBluetooth接続だ。
接続先は、iPhone14でAAC接続となる。
全体の音質の感想としては、とにかくボーカルがと低音が前に出る。その為、バンドの音が後ろに隠れるような感じになるが、バスドラの音はしっかり聞こえるような感じだ。
高音域については、刺さるような高音は無く女性ボーカルは聞きやすい感じだ。
中音域は、音量レベルが低く音に厚みが感じられない。イコライザーで意図的にレベルを抑えたのかスピーカーや筐体の構造の影響なのか理由はわからない。
低音域は、パッシブラジエーターがしっかりと働いていて、筐体に見合わない低音を出力している。楽曲によってはテーブルが揺れる程強烈な低音を出力する。
この価格で申し訳ないと思うのだが、アプリでのイコライザーが出来るようになると製品としては完璧になる予感しかしない。
AUX接続
AUX接続(有線接続)の音質について感想を述べる。
AUX接続では、PCに接続されたUSB-DAC FiiO E3ESから3.5mm オーディオケーブル接続している。
AUX接続にするとBluetooth接続に比べて明らかに音質が良くなった。
全体的に言えるのは音のバランスがフラットに近くなり聞きやすくなった。
高音域については、Bluetooth接続時と印象は変わらず、女性ボーカルが効きやすい。
中音域は特に印象が変わり、Bluetooth接続時には物足りなかった部分が足された感じがして、とてもいい感じになる。
低音域もBluetooth接続時と印象は大きく変わらなく、しっかりと低音が出ている。
TWS接続
FunLogy Portable Miniの最大の特長と言っても良い TWS接続。
これはどういう意味かというと、簡単に言えば完全ワイヤレスイヤホンを大きくしたものと考えてもらってよい。
TWS接続の時、FunLogy Portable Miniどうしは当然無線で接続されるわけだが、2台のスピーカーに左右それぞれの音(すなわちサウンド再生)が出力される。また、6W+6W出力となるので音量も1つの時より2つのスピーカーを鳴らすので増えるのだ。
実際に音を出して聞いてみると、最初はそのサラウンド感に驚くだろう。
原理的には完全ワイヤレスイヤホンと同じなのだが、スピーカーが大きなり耳から離れる事で何とも言えぬ音の広がりを感じる事が出来る。
また、スピーカーの向きを変える事でさらに聞こえ方が変わる。耳の高さに合わせて且つ耳にスピーカーを向けるとまさに完全ワイヤレスイヤホンの様な感覚になり立体的な音響効果が得られ、さらにスピーカーを上に向けると音の広がりを強く感じる事ができる。
音質としては、基本的に1台でのBluetooth接続とほぼ同じような音質ではあるが、こちらの方が聞きやすい印象はある。
スピーカーの配置や向きを変える事で様々な音質を楽しむ事ができるので、FunLogy Portable Miniを2つ購入する事を強くオススメするぞ!
JBL GO 2 と FunLogy Portable Mini音質比較
筆者は日常的にBTスピーカーを使てYouTube Musicで音楽を鳴らしたり、YouTube動画の音声を出力させている。
今までは、JBL GO2という防水BTスピーカーを使用していた。このJBL GOシリーズは小型の筐体に防水性能と高音質性能を持つ優等生的なBTスピーカーだ。
このJBL GO2にFunLogy Portable Miniはどれほど肉薄しているか、まずはスペック比較してみた。
スペック比較
FunLogy Portable Mini | JBL GO 2 | |
---|---|---|
スピーカーサイズ | Φ42mm | Φ40mm |
スピーカー出力 | 6W | 3W |
サイズ | 約Φ70mm x 80mm | 86mm x 71mm x 32mm |
重量 | 約250g | 180g |
再生時間 | 16時間(20%出力時) | 5時間(動作条件無掲載) |
バッテリー容量 | 650mAh | 730mAh |
防水防塵性能 | IP67 | IPX7 |
Bluetoothバージョン | 5.3 | 4.1 |
対応コーデック | SBC、AAC | 無掲載(SBC Only?) |
入力インターフェース | 3.5mm ジャック、USB-C | 3.5mm ジャック、micro B USB |
TWS接続 | アリ | ナシ |
価格 | ¥2,580(税込) | ¥4,268(税込) |
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この様にみると、スペックを比較するとFunLogy Portable Miniの価格に対するスペックが非常に優れているのが分かる。
音質比較
次に肝心な音質(BT接続)の比較をすると以下のようになる。
比較結果
JBL GO 2も非常に良いBTスピーカーだが、
FunLogy Portable Miniも価格に見合わず非常に良いスピーカーである。
実際に使用してみての感想は、とにかく価格を考えればFunLogy Portable MiniはJBL GO 2に全く劣っていないし、むしろTWS接続やUSB-Cポート、AAC接続が出来る点を見れば、価格以上である事は容易に分かる。また、音質についてもお風呂場で使う事が前提なので、さほど高音質は求めないので今のところ全く不満がない。
以上のことから、今後防水スピーカーの購入を検討されるのであれば、FunLogy Portable Miniも是非選択肢に加える事をオススメしたい。
吊るす事でさらにサラウンド感アップ!
FunLogy Portable Miniをお風呂で使う際にオススメなのが、ストラップを使って吊るす事だ。
FunLogy Portable Miniはパッシブラジエーターの出力がとにかく大きい。その為、スピーカーをお風呂場の窓枠や棚などに置くと、スピーカーの振動が伝わり耳障りな音が出る。そんな時は、フックなどを用いて写真の様に吊るす事でその問題が解決する。また、スピーカーが宙に浮いていることもあり、音の広がりが半端ないのだ。
お風呂場で使用する際は、是非このようにFunLogy Portable Miniを吊るして使用する事をオススメしたい!
まとめ
FunLogy Portable Miniをレビューしてみました。
実際に使ってみた感想をまとめると、
- 驚異のコスパ
- TWS接続は絶対にやるべき
- お風呂スピーカーの新定番 爆誕!
お風呂で気持ちよく音楽を聴きたいあなた。
FunLogy Portable Miniを強くオススメします!!
総評
総評コメント
まずはデザインについてだが、シンプルで使いやすいサイズ感がとても魅力的だ。ドリンクホルダーにも収まる直径サイズがまたにくい。ストラップホールもあるので吊り下げて使えるようにしている所はとても良かった。
次に質感だが、表面がシリコンになっているので手触りも良よく、またパンチングメタルを使ったスピーカーネットも質感を上げるのに一役買っている。価格を考えるとFunLogy Portable Miniの質感は抜群と言える。
性能については、防水防塵性能があり、TWS接続やAUX接続もできる点を考えると非常に高機能ともいえる。ただ、欲を言うとスマホアプリでのイコライザー調整が出来たら、本当に完璧な製品になると確信している。次機種については、多少価格がアップしてもアプリが追加される事を期待したい。
音質は、イコライザー調整が固定になっているという事で、BT接続時の音質が若干残念な感じ。ただ、AUX接続やTWS接続は非常に楽しく音を聞くことが出来る。筆者のおすすめとしては、FunLogy Portable Miniを1台でBT接続して使うよりかは、2台購入してTWS接続で楽しむ事を是非オススメしたい。
価格は文句なしの満点。¥3,000以下の価格でここまでよく出来たもんだと感心せざるを得ない。お風呂で使うという前提からすると、やはり故障のリスクは大きいので¥4000~¥5,000以上の価格帯になると、躊躇する顧客も必ずいると思う。しかしながら、この価格であれば故障リスクを気にすることなく使う事が出来るので、FunLogyさんの価格設定のうまさが光っている商品だと思う。
FunLogy Portable Miniは本当にコスパお化けというべき商品。1台¥2,580で購入できるので、お風呂スピーカーを探しているのであればオススメしたいスピーカーであることは間違いない。
最近のFunLogyさんの商品は魅力的な物が多いので、今後も楽しい商品のリリースを期待したい。
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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