こんにちは、きつね(@gijutsujin)です。
今回はOSCAL Pad 60 のレビューをします。
本記事は、Blackview様よりOSCAL Pad 60 をレビュー用にご提供していただきました。
Blackview様、ありがとうございます!
OSCAL Pad 60 は格安タブレットの分類されるタブレットである。
価格は何と驚異の約15,000円!
筆者個人としては初の格安タブレットのレビューという事で非常に楽しみにしていました。
事前にスペックを確認はしていておおよそのやれることを理解したので、実際に使ってみていい点悪い点をしっかりとチェックしていきたいと思います。
それでは、始めます!
- 価格は驚異の1.5万円!
- 電子書籍を読んだり、動画視聴には使える!
- アウトカメラは実は1つしか使えなかった
製品特長
ハードウェア
9.9mm Slim & 537g Light Wight
未来的なデザインでエレガンスを再定義する
Pad 60は、エレガンスの象徴としてデザインされています。丸みを帯びた角は、スリムなシンメトリックフレームと完璧にマッチし、スプレーコーティングされた背面には、シルク印刷のロゴが施されています。薄くて軽いので、片手でも持てますし、トートバッグに入れてどこへでも持ち運べます。
https://www.oscal.hk/pad60
10.1インチ HD+ディスプレイ
ビジョンに飛び込み、無限の楽しみを手に入れる。
Pad 60は、10.1インチのHD+ディスプレイを搭載しており、細部まで鮮明で色鮮やかな、真実のシナリオを表現します。読書、映画鑑賞、オンライン会議、授業など、Pad 60はあなたの情熱に応えてくれるはずです。
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クアッドコア Rockchip RK3326S
優れたパフォーマンスで、あなたの情熱を解き放つ
クアッドコアのRockchip RK3326Sは、映画鑑賞、カジュアルなゲームプレイ、適度なマルチタスクなど、日々の仕事やエンターテイメントのニーズに十分応えられるよう、パフォーマンスを向上させます。
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RAM:3GB+ 最大2GB拡張 ROM:64GB + 最大1TB TFカード拡張可能
あなたの楽しい体験をさらにレベルアップ。
メモリ拡張技術により、Pad 60は最大2GBのビジュアルRAMを搭載し、コストをかけずに最大5GBまでRAMを拡張でき、アプリの起動、切り替え、アプリの同時起動をスムーズに行えるようにします。64GB ROMは、あなたの探究心を満たす十分な容量を提供します。さらに、TFカードスロットを使えば、最大1TBまでROMを拡張することができ、あなたの欲求を完全に満たすことができます。
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6580mAh バッテリー搭載
長持ちするパワーが楽しさを持続させる
ブラウジングでもストリーミングでも、6580mAhのメガパワーを持つPad 60は、ウェブサイト閲覧で6時間、ビデオ再生で5時間、あなたの忠実なパートナーになります。
https://www.oscal.hk/pad60
フロント2MP + リア 5MP カメラ搭載
今を切り取る、今を未来につなげる。
友人と共有したい瞬間や、人生の断片を、鮮明かつ詳細に撮影することができます。些細な瞬間を鮮明に撮影して、明るい未来へとストーリーを紡ぎましょう。
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スマートPA搭載デュアルスピーカー
世界を聴く、ビートを感じる。
Pad 60は、スマートPAを搭載したデュアルスピーカーで、本物の音の質感を味わえます。スピーカーで音楽やビデオを再生して、その響きを感じてみてください。小川のせせらぎや、砂浜に打ち寄せる波のしぶきが聞こえてくるかもしれません。
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DokeOS_P 3.0
アップグレードされた利便性とスムーズさ
下にスワイプするとコントロールパネルが表示されます
タップでスクリーンショットの撮影とRing/Muteの切り替えができます。
メニューをドロップダウンする
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右側のポップアップウィンドウの音量ボタンを押す
メディア、アラーム、通知のサウンド調整用ショートカット。
サウンド設定に素早くアクセスできます。
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リファインアニメーション
DokeOS_P 3.0 スクリーンショットとすべてのタイプのフローティングウィンドウのより速く、より滑らかなアニメーションを目撃してください。待ち時間なく、常にあなたと同期しています。
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プリインストールされたWPS オフィススイート
WPS Officeを搭載したPad 60は、Excel、Word、PowerPoint、PDFを使って、Excelでのデータの整理や計算、プレゼンテーションのPPT編集など、日々の作業を円滑にします。
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スプリットスクリーンビュー
画面を2つに分割すれば、2つのアプリを同時に起動することができ、映画を見ながら友人とチャットしたり、2つ起動したWPSプロセスで共同作業をサポートしたりと、生産性を高く向上させることができます。
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ダークモードとリーディングモードによる目の保護
長時間の学習や作業による目の疲れを解消するために、Pad 60はリーディングモードとマルチレイヤーダークモードを搭載し、目を保護するニーズに応えた設計になっています。
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仕様
Model | Pad 60 |
カラー | Misty Blue、Meteorite Gray |
サイズ | 246.5 x 163 x 9.9mm |
重量 | 537g |
OS | DokeOS_P 3.0 Go Based on Android 12 |
画面サイズ | 10.1” HD+ IPS 800*1280 Display, 79% Screen to body Ratio |
CPU | RK3326S, Quad core, Cortex-A35 up to 1.5GHz |
RAM | 3GB LPDDR3 |
ROM | 64GB eMMC 5.1 |
RAM拡張 | 最大 2GB |
最大TFカードストレージ | 1TB |
バッテリー | 6580mAh; 10W Charge |
リアカメラ | 5MP |
フロントカメラ | 2MP |
Wifi & Bluetooth | 802.11b/g/n(2.4GHz), Bluetooth 4.1 |
イヤホンジャック | 3.5mm Jack |
スピーカー | 1217 2pcs ボックススピーカー |
Navigation support | GPS, Glonass, Beidou, Galileo |
開封
外箱
外箱はiPadのようにしっかりした箱を採用している。また裏面には仕様の説明シールが貼ってある。
そこにはきちんと技適マークと番号がしっかりとある。
開封
開封するとこの様な感じで、Pad 60本体があってその下に付属品が格納されている。
同梱物
同梱物は以下の通り、
- Pad 60 本体
- ACアダプター
- USB-Cケーブル
- 説明書
今回お送りいただいた提供品には海外仕様のACアダプターとなっていたが、実際の製品ではPSE対応のACアダプターが付属するようだ。
本体チェック
正面
ディスプレイの解像度はHD+なので10インチのサイズだと多少粗さが目立つが輝度は必要十分な感じ。
このディスプレイはタッチパネルとの間にエアギャップがあるタイプ。iPadなどはタッチパネルとLCDディスプレイと隙間なく貼り合わせてある為画面がガラスに一体化したように見えるが、Pad 60 はコストを抑える為にエアギャップがある構造になっている。
ベゼルの太さは13mmほど。実施に持った際は画面に指が掛からず丁度良い幅だ。
画面には保護フィルムが貼ってあるが、Blackveiwさんに確認したところ、このフィルムはあくまで出荷時の保護用フィルムとのことだ。指紋が結構つくので、気になる方はこのフィルムを剥がすか、別途保護フィルムを購入する事をオススメする。
インカメラは長手方向についている。使用想定としてこのように横に持つ事が前提の使用となっている。
背面
背面はグレーに塗装されたプラスチック製のカバー。そこにカメラモジュールがある。シールには技適マークもしっかりある。
カメラ
背面の2眼あるカメラレンズだが、どおやら左側は使っていない。ワイド端やテレ端でズームを調整しても左側のレンズに切り替わる事は無かった。基本的に右側の5MPのカメラだけが使える使用になる。
TFカードスロット&USBポート
TFカードとはSDカードの事。海外ではSDカードよりもTFカードと呼ばれることが普通なのだ。OSCALも中国メーカーなので、その点での商品紹介時にSDカードではなくTFカードと表記している。
TFカードは1TBまで拡張可能なので、本体ROMメモリが一杯になっても問題ないだろう。
また、TFカードスロットの横にはUSB-Cポートがある。充電とデータ通信に使用できる。角にある小さな穴はマイク。
電源&ボリュームボタン、3.5mmジャック
Pad 60 には3.5mmジャックが装備されている。その為、有線接続でのイヤホンやヘッドホンの使用も可能だ。
また、ボタン類は電源ボタンにボリュームボタンが装備されている。
ステレオスピーカー
スピーカーは長手方向に2か所ありステレオでドライブする事が出来る。
実際に使う際はスピーカーが下に来る使い方になる。音質はまあまあといったところ。とはいえスピーカーが2つあるので音量はバッチリ確保できる。
CPUとRAM
Pad 60 に使われているCPUはRockchip社製 RK3326S。CPUコアはARMのCortex-A35。コア数は4つしかないのが少々心もとない。
RAMについては実際に実装されているRAMは3GBだけなのだが、そこから仮想メモリ的な使い方でROMの一部を RAMとして使う事ができ、+2GBまで増やすことが出来る。
ストレージ
Pad 60 に搭載されているROMサイズは64GB。システムで10GB使用しているものの、SDカードが使えるのでストレージ容量としては全く問題ない。
バッテリー
バッテリー容量は6580mAhもある。その為、バッテリー消費についてはあまり気にしなくても良かった。またこのおかげでスタンバイ状態であれば3日以上もつこともできそうだ。(*使用状況に応じて変化します!)
動作チェック
WiFi通信速度
Pad 60 のWi-FiはWi-Fi4(802.11 g/b/n(2.4GHz))なので規格上の最大速度は300Mbpsになる。
我が家はTP-LinkのDeco X50(Wi-Fi6対応AP)を使用しており、Pad 60 とは受信リンク速度で72Mbpsで接続されていた。
その時のインターネットのダウンロードスピードは平均して28Mbpsになった。この程度スピードが出ていれば動画視聴も全く問題ない。
インターネットサーフィン
10インチの画面は横にしてもニュースなどを読むには十分なサイズだろう。文字も大きく読みやすいので、Pad 60 から少し離れた(40~50cm)離れたところでもニュースの記事も読むことが出来た。
全体的にいえることなのだが、動作がワンテンポ遅れて動作する。スクロールやタップの反応がクイックではない。また、読み込み速度も多少もたつくときがある。
これが、多少ストレスになるのでハイエンドスマホやPCの動きに慣れているととてもつらいと思う。
動画試聴
ディスプレイの解像度は800x1280のHD+という事で、粗さはある物の簡易的に動画を楽しむのであれば全く問題ない。また、ステレオスピーカーもそこそこ大きい音が出るので、1人で動画鑑賞するには全く問題ないだろう。
Kindleによる読書
Pad 60 の使い勝手として一番良かったのは電子書籍の読書だった。
雑誌については画面を縦にすると文字も小さくならずに読むことが出来る。できれば横に持って見開きで読みたかったが文字が小さくなる場合があるので読むのが難しいと感じた。
また、小説などの書籍を読む場合は横にすると読みやすい。この場合、スタンドに立てながら読むと以外に読みやすかった。
WPSオフィス
Pad 60 にはWPSオフィスがプリインストールされている。
インストールされているアプリは、ワードに相当する「文章」、パワーポイントに相当する「スライド」、エクセルに相当する「ブック」、ドキュメントからPDFを作成する「新規PDF」がある。
他にも様々なツールがあるので以下の写真を参照してもらいたい。
実際に作業する際は、マウスとBluetoothキーボードなどを使うと便利です。
タブレット画面だけで作業をする場合、特に画面を横にするとキーボードが画面半分以上を覆ってしまうので、使いがって物凄くわるい。その場合縦にすると緩和するが、作業性は良いとは言えない。
実際にキーボードとマウスを接続した作業風景はこのような感じになる。
実際にエクセルに相当するブックを使ってみたが、数値入力からのグラフ作成もすることが出来るので、簡易作業はここでやる事も可能。また、各アプリにはテンプレートも多数あるので、資料作成などにはこちらも併用すると良いだろう。
カメラ性能
Pad 60 の背面カメラは2つあるように見えて実は片方は飾り。実際は単眼カメラになる。
アウトカメラ
5MPのカメラの画質はおまけ程度という感じ。画質を求めるのはまた別の話になりそうだ。
ズームはデジタルズームになる。仕様でも特に拡大倍率についての記載は無いのでわからないが、標準画角の位置から最大ズームで寄った写真が上記の写真になる。ここまで寄るとノイズが大きくなって粗い画像になる。
インカメラ
インカメラは2MPなので、こんな感じです。
動画テスト
アウトカメラで動画もとってみました。
解像度が480Pでしか取れないのと、手ぶれ補正などの補正機能は全くないのでこの様な画質になります。
まとめ
Blackview様よりOSCAL Pad 60 をご提供していただきレビューをさせて頂きました。
OSCAL Pad 60 をまとめると、
- 価格は驚異の1.5万円!
- 電子書籍を読んだり、動画試聴には使える!
- アウトカメラは実は1つしか使えなかった
初めて格安タブレットであるPad 60 を使ってみたのですが、やはり価格と性能は比例するのかなと改めて感じる事が出来た。
Pad 60 はお手軽な使い方をするにはとても良くて、動画試聴や電子書籍の読書にはうってつけのタブレットだと思う。これに、防水性能が加わればお風呂で動画試聴や読書ができるようになるので、Blackview様にはPad 60 の次機種では防水性能を是非つけてい頂きたいと思うのである。
総評
総評コメント
デザインについては、質感もまあまあでチープさは無い。ベゼルも太すぎずというところで全体的な印象はまずまずといったところ。
仕様については、やはり価格を考えるとこの仕様が精一杯出来る事をやっているといった感じだ。まず勘違いしてはいけないのは、スマホや他のタブレットと動作が同じになるという事は期待してはいけない。Pad 60 については、使い方は限定的になるのでそこを良く理解したうえで購入する事が大事だろう。
操作感については、どうしてもCPUの性能に関わってくるところが非常に大きい。その為、Quad CoreのCPUではAndroid12を動かすにしても、アプリを動かすにしても動作が重くなってしまう。メモリ拡張ができるとはいえ、体感速度には全く影響を及ぼさなかったのでここは特に意味が無かった。兎にも角にもいいCPUを積めば体感速度は上がるのだが、そこはPad 60 のコストを考えるとこのCPUになってしまうのは仕方の無いことだろう。
コスパについては、この仕様を考えるとAmazonのFire HD 8 Plusが似たようなスペックになると思う。価格も近いことから、Google Playからのアプリを使いたいというユーザーであれば、Pad 60 を選択しても良いかもしれない。
Pad 60 は別売りでケースや保護フィルムなども販売しているので、本体を購入後もアクセサリーがある点は良いかもしれない。
以上になります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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