こんにちは、きつね(@gijutsujin)です。
今回はEDIFIER W820NB Plusをレビューします。
まずはEDIFIERさんについてご紹介します。
EDIFIERさんは「A Passion for Sound(音への情熱)」をブランドコンセプトに、
音に強いこだわりを持った音楽愛好家たちによって1996年に中国の北京に創られたオーディオブランドです。
現在は北米、南米、ヨーロッパ、中東、アジア太平洋地域で事業を展開。70か国以上の代理店を通じて世界中の音楽愛好家にサービスを提供。
EDIFIERさんの製品でよく目にするのがハイコスパのノイズキャンセリングTWSではないだろうか。
他にもブックシェルフタイプのスピーカーや平面磁界駆動型ヘッドホンSTAX SPIRIT S3もリリースしている。
今回はそんなEDIFIERさんからノイズキャンセリングヘッドホン W820NB Plus を新たにリリース。価格は1万円前後にもかかわらずノイズキャンセリングやLDAC対応といったハイエンド機にも負けない仕様となっている。
ゼロ圧感特許イヤーカップによる快適な装着感が特長の本機だが、肝心な音質やノイズキャンセリングの性能もきっちりとレビューしたい。
それでは、始めます!
- LDAC対応により有線・無線共にHi-Res再生に完全対応!
- 必要十分なノイズキャンセリング機能
- ゼロ圧感クッションで快適な装着感
- 有線がUSBケーブルで接続
- AAC非対応
製品特長
ゼロ圧感特許イヤーパッド
わずか220gの重量で、ゼロ圧感特許技術による低反発クッション素材を採用し、メガネをかけても非常に快適な装着感を与えます。「実用新案特許番号 ZL202220017914.9」
Amazon W820NB Plus販売ページより
私が所持しているSony WH-1000XM3のイヤーパッドに似たような感触。
LDAC、ハイレゾ対応
標準的なBluetoothコーデックに比べ最大約3倍の情報量を伝送し、没入感のあるリスニング体験を提供します。40mmのダイナミックドライバーを搭載、ハイレゾ音源のクリアで繊細なサウンドを実現します。
楽天市場 W820NB Plus販売ページより
W820NB PlusはLDACに対応しているので無線で高音質再生が出来るぞ!
ノイズキャンセリング
-43dB ノイズキャンセリング
ハイブリッド・アクティブノイズキャンセリングで通勤、オフィス、家庭、旅行などのシーンで静かに音楽時間を楽しむ事が出来ます。
Amazon W820NB Plus販売ページより
-43dBがどれくらいか分かりずらいですが、元のノイズを約100分の1に減衰させる事になります
ロングバッテリーライフ
49 Hours Long Battery Life
No More Worry about Power Running Out
With the built-in large-capacity battery and the low power consumption Bluetooth chip, the power supply is sufficient for about 49 hours playback. No fear of power interruption during your travel. Enjoy your playlist at will.49時間のロングバッテリーライフ
もう電池切れの心配はありません。大容量バッテリーを内蔵し、低消費電力のBluetoothチップを搭載することで、約49時間の再生に十分な電力供給が可能です。旅行中の電源断の心配もありません。気ままにプレイリストを楽しめます。
https://www.edifier.com/product-w820nb-plus.html
ノイズキャンセリングOnでも33時間の連続再生が出来れば十分なバッテリーライフですね。
外音取り込み
音声コンテンツを聴きながら、周囲の音も聞こえる「アンビエントサウンド(外音取り込み)モード」を搭載しました。
楽天市場 W820NB Plus販売ページより
遮音性の高いヘッドホンを使うと、後ろから自転車や車が近づいてきていることに気づけないことがあります。通勤・通学や散歩など外で使う場合には、周囲の音を取り込む「外音取り込み機能」があると便利です。
外音取込モードもしっかり装備。しかもアンビエントサウンド音量が7段階に調整ができるぞ!
「Edifier Connect」専用アプリ対応
ノイズキャンセリング | 外音取り込み | EQ(クラシック、ポップ、クラシック、ロック) | ゲームモード |
※「Google Store」からダウンロードしていないアプリは、Andriodにマルウェアと誤認される可能性がある
Amazon W820NB Plus販売ページより
Edifier Connectを使うとイコライザーやハイレゾのOn/Offなどの設定が出来るぞ。
本体カラー
定番のアイボリーホワイトとブラックが選択可能。アイボリーホワイトは真っ白ではなく落ち着いた感じでいいです!
製品仕様
主な仕様
Blutooth | Ver 5.2 |
Bluetooth プロトコル | A2DP、AVRCP、HFP |
再生時間 | ANC ON:33時間(SBC Codec) ANC OFF:49時間(SBC Codec) |
充電ポート | USB-C(Type-C) |
充電時間 | 約1.5時間 |
入力 | 5V、1A |
オーディオコーデック | LDAC、SBC |
ドライバー | Φ40mm ダイナミックドライバー |
再生周波数 | 20 – 40,000 Hz |
音圧レベル | 91dB ± 3dBSPL(A) |
重量 | 約221g |
サイズ(L x W x H mm) | 164.8mm x 191.3mm x 82.3mm |
基本仕様はとてもオーソドックス。BluetoothもVer 5.2だし充電ポートはUSB-Cを採用している。また、重量もさほど重くない仕様になっている。
ただ、気を付けたいのはオーディオコーデックにAACがサポートが無いところ。
W820NB PlusとW820NBとの比較
LDAC対応による無線で高音質再生
まずは何と言ってもW820NB Plusから追加されたLDAC対応だろう。もともと有線でのハイレゾ再生は対応したようだがW820NB PlusではLDACを使用したBluetooth接続でもハイレゾ再生が対応になった。
これにより、有線&無線での高音質再生が実現しよりコストパフォーマンスが上がった。
ノイズキャンセリング機能が向上しより静かに
ノイズキャンセリング機能も性能アップ。W820NBのノイズ減衰量が-38dBだったのに対しW820NB Plusでは-43dBまでに向上した。わずか5dBの差だが約1.8倍のノイズ減衰させる量がアップしている。
再生時間がアップして長時間再生&急速充電対応
再生時間も大幅にアップした。W820NB PlusではANC ONで33時間の再生時間は必要十分!これはBluetoothコントローラーチップの性能アップも寄与しているはずだ。また、急速充電に対応した点も見逃せない。10分で7時間分の再生時間を充電できるのはありがたい。
このように、価格は据え置きながらW820NB Plusでは大幅な性能アップをしている。
初めてハイレゾ&LDAC対応のヘッドホンを購入するのであれば十分オススメ出来る性能は持ち合わせている。
開封
外箱
外箱は特にチープな感じもせず、しっかりと作られている。こういったところも所有感を左右するのでしっかりと作られている箱は嬉しい。
開封
開封するとこの様に梱包されている。しっかりと保護バッグに入った状態になっている。
同梱物
同梱物はこちら、
- ヘッドホン本体
- 充電・有線接続ようUSB-Cケーブル(1.2m)
- 説明書などの書類
ヘッドホン本体チェック
本体正面
ヘッドホン本体はこのようにスイーベル機構を持ち合わせていて平らにする事が出来る。
デザインも筆者個人的に好きなデザイン。今回はアイボリーホワイトをチョイスしてみたが、プラスチック部や各パッドの色が落ち着いた感じなのでとてもGood!
ゼロ圧感イヤーカップ
ゼロ圧感クッションを採用したイヤーパッド。低反発素材になっているので耳の周りへの圧迫感を抑えてくれる。
このパッドだが、交換は少し手間がかかるようだ。その理由はパッドが簡単に外れるような機構になっていないためだ。実際に外そうとしてみたが、恐らくパッドに爪がありそれが内部でひっかけるタイプのイヤーパッドになっているようで簡単には外れそうになかった。この辺は、交換するのか買い替えなのかで個別に検討が必要になるだろう。
操作ボタン
操作ボタンは右側のイヤーカップに配置されている。オーディオコントロール、電源、ボリュームコントロール、ノイズキャンセリング機能の切り替えなどを、これらのボタンでコントロールする事が出来る。
ボタン自体に突起があるので、指で操作する際も特に迷うことなく操作する事が出来た。
充電・有線接続
本機は有線接続も出来る仕様にはなっているが、イヤホン本体には3.5mmジャックなどのアナログ入力ポートは無い。その代りに本体にあるUSB-CポートにケーブルをPCなどに繋ぐことで充電しながら有線で音楽や音声を聞くことが出来る。
この状態でもハイレゾ再生に対応しているので、高音質再生が楽しむ事が出来きる。
とは言え、アナログ入力が出来ないという事はUSB-DACを繋ぐことが出来ないので注意が必要である。
ノイズキャンセリング用マイク
W820NB Plusのノイズキャンセリング用のマイクはイヤーカップの外側を上部にあるようだ。
ここから外部のノイズを取り込んで逆相の音を出しノイズを打ち消すと言うわけ。
ヘッドバンド
ヘッドバンドにあるパッドは質感としてはイヤーカップと同じ質感。比較的長時間装着していても頭が痛くなることはなかった。
EDIFIER Connect
W820NB PlusにはEdifier Connectというスマホアプリがあり、様々な設定をすることが可能だ。
そこで、Edifier Connectの各種設定について説明していく。
アプリケーションホーム画面
Edifier Connect を起動させるとこの画面になる。
Edifier ConnectではW820NB Plusの各種設定をする事が出来る。
設定できる項目は以下の通り。
- ノイズキャンセリング機能の切り替え
- サウンドエフェクト
- ゲームモード
- LDAC設定
- マルチファンクションキーの設定
- プロンプトボリュームコントロール
- 時限シャットダウン
- Blutooth設定
- 出荷時にリセット
- 睡眠音楽の再生
ホーム画面ではバッテリー残量が確認でき、ノイズキャンセリング機能の切り替えを左右にフリップする事で操作できる。
アンビエントサウンド
アンビエントサウンドでは、外音取込をする事が出来る。
この画面では右側にあるスライダーにて、外音取込音量の調整をする事ができる!
外音取込音量の調整範囲は+3~ー3までの7段階。
好みの外音取込音量を調整できるのはありがたい。
サウンドエフェクト
このアプリケーションで言うサウンドエフェクトとは、プリセットされたイコライザーになるようだ。
プリセットされているサウンドエフェクトは以下の通り。
- クラシック
- ポップ
- Classical
- ロック
音質の変化というと、
クラシックはフラットな感じ
ポップは中音域が強め
Classicalは高音域が強め
ロックは低音域が強め
この様な音のになるように感じた。
私はクラシックかロックのサウンドエフェクトが好みでした!
ゲームモード
ゲームモードは低遅延モードの切り替えを行う事が出来る。この低遅延モードはレイテンシを0.08秒まで遅延を少なくする事が出来るようだ。
設定
ホーム画面の右上にある六角形のボタンを押すと、詳細な設定する画面が表示される。
ここでは、マルチファンクションキーの設定やLDACの設定、音量やBluetooth接続の設定をする事が出来る。
設定にある個々の設定について解説します。
制御設定
制御設定では右側のイヤーカップにあるマルチファンクションキーの設定を決める事ができる。
基本的には2つ以上の項目を設定する事で、マルチファンクションキーを押すたびシーケンシャルに設定が切り替わるようになる。
右の様な設定の場合、マルチファンクションキーを押すごとに、ノイズキャンセリングとアンビエントサウンドをトグルで切り替えるようになっている。もちろん、すべての項目をEnableにする事が出来るぞ。
LDAC
LDACのところでは、LDACのサンプリングレートの設定を切り替える事ができる。
この目的は高音質に聞きたい場合は96kサンプリングレートにする事で、高いサンプリングレートでのサウンドを楽しむ事が出来る。半面、ノイズなどで途切れる可能性もある。
48k/44.1kサンプリングレートでは主に通信の安定性を重視する設定だ。安定した通信環境で高音質再生を楽しみたいときにはこちらを設定するとイイだろう。
また、このLDACのサンプリングレートの設定の違いで、Edifier Connectのホーム画面にあるHi-Resロゴに変化がある。
48k/44.1kサンプリングレートを設定していると右側の写真の様にHi-Resロゴがホワイトアウトしている。
一方で、LDACの設定を96kサンプリングレートにすると、Hi-Resロゴがはっきりと表示された。
とは言え、48k/44.1kがハイレゾではないという事ではないので、ここは安心していただきたい。
プロンプト音レベル設定
ここでは操作をした際の操作音の音量調整をする事が出来る。
例えば、ノイズキャンセリングのモードを切り替えたり、電源ON/OFF時をした際の音声も調整する事ができるので、音楽を聴いている際に操作音声が聞き取りやすくなる。
逆に、操作音声などがいらないのであれば0にする事で操作音声をOFFに出来る。
Bluetooth Setting
ここでは、Bluetoothの接続についての設定を行う事が出来る。
Bluetooth取外しではこのアプリケーション上で接続の解除をする事が出来る。
リペアでは、ペアリングモードに入れる事が出来る。その為、接続先を切り替える時にわざわざヘッドホン本体の電源をOFF/ONしてペアリングモードに入れる必要はない。
睡眠音楽
Edifier Connectにはアプリケーション内に睡眠音楽を流すことが出来るページがある。
ここでは様々なヒーリングミュージックがあり、W820NB Plusののノイズキャンセリングと併用して、リラックスタイムを楽しむ事も可能だ!
音質チェック
テスト音源
今回の音質チェックで使用した音源は、Amazon Music Unlimitedにて YOASOBIの「アイドル」など複数の楽曲を使用し音質チェックを行った。
YOASOBIの楽曲には「アイドル」の様にUltra HD音質が24bit/96kHzの物もあったりと比較的高音質再生にコーデックされている楽曲が多いぞ!
Bluetooth接続
まずはBluetooth接続での音質チェックを行う。
本機はBluetooth オーディオコーデックとしてSBCとLDACがあるが、今回はLDACで音質チェックをしてみる。
使用機材
Bluetooth接続で使用する機材は、「FiiO BTA30 Pro」を使用する。
BTA30 ProはLDAC送信が出来るUSB-DAC。PCからはUSBで入力し、32ビット/384kHzにて受信している。
Bluetoothでの音質チェックはこちらを使用してLDACにて音質チェックをしたいと思う。
音質の感想
Bluetooth接続での音質の感想だが、まずは試聴設定だが以下の様に設定した。
- W820NB PlusはLDACの音質優先(96kサンプリングレート)に設定
- ホスト側のBTA30 Proも音質優先
- W820NB Plusのサウンドエフェクトは音質がフラット目なクラシック
この設定でYOASOBIの楽曲を聞いたところ、最初の感想は「いい音がちゃんとする!」だった。
変な音質特性もなく、サウンドエフェクトの効果もあってかバランスが良い印象。その為、長時間聞いても聞き疲れがなく気持ちよく楽曲を聞くことが出来た。
各音域ごとの感想はというと、
高音域:やや解像度に掛ける印象。それもあってか耳に刺さる感じがしないのは逆に嬉しい。
中音域;ここはやや持ち上がり気味な感じだ。その為ボーカルも聞きやすくなっている。
低音域:この価格帯におおい低音が他の音域よりも強い印象はある。
この様な感じ。
価格を考えると、必要十分な再生能力があると感じた。
有線接続
W820NB Plusの場合、有線接続はUSBケーブルを使用する。
今回はデスクトップPCのUSBポートに繋いで有線接続の音質を確認した。
なお、この場合はW820NB PlusのDACの特性上、24 bit / 96kHz が再生の出来るビットレートとサンプリングレートの上限になるようだ。
音質の感想
正直なところ、Bluetooth接続の方が良いのではと感じた。
その理由として考えられるのが、高音域の抜けが有線接続時はあまりよくない印象を持ったからだ。同じ曲を聴いてもBluetooth接続ではスーッと抜ける感じがするところが、有線ではコンプレッサーが掛かったように音にリミット感を感じたのだ。一応、Amazon Music Unlimitedでの設定で排他モードでも切り替えてみたのだが、音質に劇的な変化はなかった。
有線接続で本機の様にUSBケーブルをそのまま挿すタイプは初めてだったので、どれほど変化があるのか期待したのだが、ここは音楽データを通す物理層が有線が無線かの違いだけで、結局は両者共ヘッドホン本体のDACを使う事から音質に大きな変化はなかったという事だろう。
また、USBケーブル自体を付属の物からオーディオ用などのケーブルを使用する事で、音質が変わる可能性もあると思われる。
ノイズキャンセリング性能
必要十分なノイズキャンセリング性能
W820NB Plusのノイズキャンセリング性能だが、室内で作業している時と通勤時に使用してみた感想を述べる。
室内での作業時の環境でノイズ源となるとなるのは、
・扇風機の動作音とファンの風切り音
・エアコンの動作音とファンの風切り音
・PCのファンの動作音
の音が主なノイズ源になっている。
これらのノイズに対するノイズキャンセリング性能については、きっちり風切り音や動作音をキャンセルしてくれるので、十分満足できるノイズキャンセリング性能だと思う。
次に、通勤時でのノイズキャンセリング性能だが、この場合のノイズ源は以下になると思う。
・車や電車の走行音
・建設や工事現場からの騒音
・他の乗客の会話や車内アナウンス
などがあると思う。一方、外出先で使う際に必ず気になるのがノイズキャンセル用のマイクが拾う風切り音も実は大きなノイズになる。これらの点を踏まえて、動作確認をしたところ以下の様な感想になった。
- 車や電車の走行音について、ほぼ問題ないくらいにノイズを消してくれていると感じた。
- 建設現場や工事現場からの騒音もほぼ問題なし。
- 他の乗客の会話や車内アナウンスについては、女性の声は聞き取れる感じがするものの、車内アナウンスは多少なり聞こえるくらいが移動中にはありがたいので、ここも問題ない。
- 最後に風切り音については気になるレベルではない物の、多少拾う傾向にある。100%無くす事は難しいと思うが、もう一歩抑えられると、筆者としては非常に嬉しい。今後の性能アップに期待したい。
装着感
装着感はイヤーパッドが柔らかくベッドバンドの側圧もそれほど強くないので、耳が痛くなることは無い。また、メガネをかけていてもめがねのツルで頭が痛くなることもない。
ヘッドバンドがプラスチック製なので一度広がると元に戻りにくい性質があるようだ。その為、最初はきつく感じていても、使用している間に丁度良くなると思う。
ヘッドホン本体の重量もそれほど重くも無いので、ヘッドバンドで頭が痛くなることもなかった。
W820NB Plusを首に掛けるとこんな感じ。
イヤホン本体の形状が楕円形なので、首に掛けた時にイヤーカップがアゴにあたる事もなかった。また、本機はスイーベル機構もあるので90度ひねる事でより首に掛けやすくなるだろう。
まとめ
EDIFIERさんより、W820NB Plus をご提供していただきレビューをさせて頂きました。
本機をまとめると、
- LDAC対応により有線・無線共にHi-Res再生に完全対応!
- 必要十分なノイズキャンセリング機能
- ゼロ圧感クッションで快適な装着感
総評
総評コメント
まずはデザインだが、筐体デザインはシンプルでいてカラーもプラスチック部のアイボリーホワイトとパッドのベージュの色分けがGood!また、スイーベル機構もあってコンパクトにたためる点も評価が高い。とにかくシンプルなデザインは男女年齢問わず使う事が出来るデザインだと思う。
質感については、価格が1万円台の製品としては良く出来ていてヒンジの部の作り込みもしっかりしている点は評価したい。ただヘッドバンドのクッションが内側だけという点と、ヘッドバンド自体がプラスチックのみの反発で支えているように見える。この辺を次モデルではアップグレードしてもらえると嬉しい。
性能については、もはや必要十分といった性能を持ち合わせているといった感じ。しかも、それぞれの機能がしっかりと働いている。しかしながら、BluetoothオーディオコーデックにAACに対応してい事や、Edifier Connectにおいてもイコライザーにユーザーカスタム機能が無いなど、他社製品で若干惜しい点もある。
音質については、W820NB PlusにおいてLDAC対応により無線での音質を飛躍的に向上させた。LDACの使用ライセンスがフリーになった事で、1万円台で高音質が楽しめるようになったことはユーザーとしてもとても喜ばしい。一応有線接続にも対応はしているものの、USBケーブルを使用する形なので、別途USB-DACを使った更なる高音質化が出来ないのは注意が必要。
価格については、今までノイズキャンセリング機能もLDACも使えるヘッドホンを購入しようと思うと2万円から3万円程度した物が、1万円で手に入ると思うとかなり破格なのではと思う。上を見ればきりがないが価格と性能面でのバランスは非常に良く、手軽に使いたいというユーザーには非常にマッチするヘッドホンであると思う。
価格から考えると非常にそつなく機能を盛り込んだヘッドホンであると感じました。
初めて、ノイズキャンセリングやLDACを試してみたいという方は是非購入の候補に挙げてみてはいがでしょうか!
以上になります。
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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