Edifier NeoBuds Pro 3レビュー|NeoBuds Pro 2を2年使った私が語る実力と違い

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 こんにちは!きつね(@gijutsujin) です。

 2023年より使用してきた Edifier NeoBuds Pro 2 は、音質・ノイズキャンセリング性能・装着感のバランスに優れ、長期間にわたり主力のワイヤレスイヤホンとして活躍してきました。2年以上使用しても満足度が高く、完成度の高さを実感できるモデルです。

今回レビューする NeoBuds Pro 3 は、Edifier Japan様よりご提供いただいた製品です。
EDIFIER Japan様、いつもありがとうございます!
メーカー提供品ではありますが、記事内容は実際の使用感をもとに公平かつ客観的に評価しています。

 NeoBuds Pro 3は、前モデルの優れた設計を継承しつつ、音響技術やANCアルゴリズムの改良、デザインや操作性の調整が加えられています。

 本記事では、NeoBuds Pro 2を2年以上使用してきた視点から、NeoBuds Pro 3の実力を検証し、両モデルの違いを比較します。購入を検討する際の参考にしていただければ幸いです。

EDIFIER NeoBuds Pro 3
総合評価
( 4.75 )
メリット
  • 前モデルから変わらず高音質!
  • 前モデルから変わらず漂う高級感!
  • 前モデルからアップグレードしたノイズキャンセリング機能!
  • 2025年も間違いなくコスパNo1のEarBuds!
デメリット
  • 充電ケースがワイヤレス充電に非対応
目次

Edifier NeoBuds Pro 3の概要と特徴

NeoBuds Pro 3 は、Edifierが展開するフラッグシップクラスの完全ワイヤレスイヤホンです。前モデルのNeoBuds Pro 2をベースにしつつ、音響設計やノイズキャンセリング技術をさらに進化させています。

主なスペックと機能

  • ドライバー構成:ハイブリッド型(バランスド・アーマチュア+ダイナミックドライバー)
  • 対応コーデック:LDAC / LHDC / AAC / SBC
  • ノイズキャンセリング:最大約-50dBクラスのアクティブノイズキャンセリング(可変調整可能)
  • マイク性能:AIアルゴリズム搭載の高精度通話マイク
  • バッテリー持続時間:イヤホン単体で最大約6時間、ケース併用で合計約24時間前後
  • 充電方式:USB-C急速充電対応
  • 防水性能:IP54相当

同梱物

  • キャリーポーチ
  • イヤーピース(XXS/XS/S/M/L/XL/XXL 各2個)
  • USB-C充電ケーブル
  • 取扱説明書(多言語)
  • 安全の為の注意事項

デザインとケースの進化

LEDインジケーターの光るパターンはNeoBuds Pro 2から変更されていて、左右のイヤホンをケースにしまった際に収納したイヤホン側にLEDインジケーターが点灯するようになり、しまった際にうまく収納できず充電端子との接続を確認する事ができて個人的には便利だと思った

NeoBuds Pro 3では、ケースデザインがよりシャープかつコンパクトになり、LEDインジケーターも洗練された印象に仕上がっています。

 従来のNeoBuds Pro 2がやや大ぶりで個性的なデザインだったのに対し、Pro 3はスタイリッシュで日常使いに馴染みやすい外観となっています。

左がNeoBuds Pro 2、右が新しいNeoBuds Pro 3のケース。NeoBuds Pro 3はカラーがグレーになりロゴもシルバーメタリックになった。サイズも若干小さくなった!?

 NeoBuds Pro 3のケースで若干残念だったのがワイヤレス充電に非対応だったこと。NeoBuds Pro 2もワイヤレス充電に非対応だっただけに、新しくなった時には対応されるのを期待していただけに残念です。

 イヤホン本体の形状は耳へのフィット感を重視して調整されており、長時間装着しても快適さを維持しやすい設計です。

 スティック部のデザインもNeoBuds Pro シリーズ特有のプレート上のデザインにです。タッチセンサーの位置が表面側からスティック部側面に変更になっていました。相変わらずこのデザインは好きですね。

注目すべき特徴

  • ANC(アクティブノイズキャンセリング)は、周囲の環境に合わせた調整(適応型ノイズキャンセリング)が可能になり、オフィスやカフェ、交通機関など幅広いシーンで最適化。
  • 音質面では、中高域のクリアさが向上しており、解像度の高いリスニング体験を実現。
  • アプリ(EDIFIER ConneX)との連携により、EQ調整やANCモードの切替が直感的に行える。

ANC(アクティブノイズキャンセリング)の強化

 NeoBuds Pro 3ではノイズキャンセリングコントロールに適応型ノイズキャンセリングを搭載しています。これにより、環境に応じたノイズキャンセリングを実行する事ができるようになりました。

 

中高音のクリアさが向上

 音質面では、NeoBuds Pro 2でも採用されていたKnowles社製BAドライバーとダイナミックドライバーにさらにDSP処理も加わりました。音質的にNeoBuds Pro 2に比べ中高音域がよりクリアになりました。

直感的に使えるEDIFIER ConneXアプリ

 EDIFIER ConneXアプリは非常に使いやすく、洗練されてきていると思います。
 イヤホンとの接続性も良く、各種設定も直感的に行う事が出来ます。

NeoBuds Pro 2からNeoBuds Pro 3への主な進化点

音質:解像度と中高域の改善

 NeoBuds Pro 2も十分に高音質でしたが、NeoBuds Pro 3ではさらに中高域のクリアさが向上しています。特にボーカルや弦楽器のニュアンスが繊細に表現され、音場の広がりも一段階進化した印象です。低音は量感よりも締まりを重視したチューニングで、全体としてバランスの良い仕上がりになっていると感じました。

ノイズキャンセリング性能

NeoBuds Pro 2のANCは当時でもトップクラスでしたが、NeoBuds Pro 3では最大約-50dBクラスの遮音性能を実現。特に電車や飛行機の低周波ノイズの抑制力が高く、静寂感が強化されています。環境に応じてANCレベルを調整できる点も実用性が高いです。

操作性・アプリ連携

 タッチセンサーの位置がNeoBuds Pro 2とNeoBuds Pro 3から変更になりました。
 NeoBuds Pro 2はスティック部中央だったの対し、NeoBuds Pro 3はスティック側面にあります。ただ、この位置が装着時などイヤホンを持つ時、丁度その部分を触ってしまうため、感度が高く調整していると頻繁に誤動作が発生する場合があります。タッチセンサーの押下調整は可能なので気になる人はここから調整するとよいでしょう。

 EDIFIER ConneXアプリはPro 2時点でも使いやすいものでしたが、NeoBuds Pro 3ではEQやANCモードの切替がさらに直感的に。また、アプリ側のレスポンスも改善され、設定変更がスムーズに行えるようになっています。

Edifier ConneX
Edifier ConneX
開発元:BEIJING EDIFIER TECHNOLOGY CO.,LTD.
無料
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バッテリー性能

 連続再生時間はPro 2と大きな差はないものの、充電ケースの効率改善により実使用での安定感が向上。USB-Cによる急速充電も健在で、短時間の充電で数時間利用できるのは実用的です。

実際に使って感じたNeoBuds Pro 3の魅力

長時間装着の快適性

 NeoBuds Pro 3はイヤホン本体の重量バランスとノズル角度が調整されており、耳への圧迫感が少なく長時間の使用でも疲労を感じにくい設計です。通勤・在宅ワーク・音楽鑑賞といった多様なシーンで試しましたが、装着感の安定性は前モデルと同様に非常に快適です。
 イヤーピースもXXSからXXLまで同梱してあるので、あらゆる方の耳に対応する事が可能な点もポイントです。

音楽ジャンル別のリスニング体験

  • クラシック・ジャズ:弦楽器や管楽器の倍音表現がクリアで、空間表現の広がりを感じやすい。
  • ポップス・ロック:ボーカルが前に出るバランスで、低音が過度に強調されないため聴き疲れしにくい。
  • エレクトロニカ・ヒップホップ:低音の締まりが良く、リズムのキレが明確。Pro 2に比べて中高域が埋もれにくい印象。

ジャンルを問わず、解像感とバランスの両立がPro 3の強みといえます。

映像でのレスポンス

 動画視聴時の口元と音声の同期は非常に自然で、遅延はほぼ気になりません。筆者はゲームをやらないのでゲームモードは試していないが、動画の時に遅延が気にならなかったので、ゲームモードであればほぼ問題ないでしょう。

ケースと日常使用での利便性

 充電ケースはコンパクト化され、ポケットやバッグに入れてもかさばりません。開閉の感触も改善されており、片手でもスムーズに取り出せます。また、LEDインジケーターが見やすく、充電残量の把握が容易になった点は日常的に便利です。
 ただ、1つ残念点はワイヤレス充電に非対応という事。こればかりはハイエンド機だけに対応をして欲しかった。次機種では是非対応していただきたい。

NeoBuds Pro 2ユーザー目線での比較レビュー

音質の違い

 NeoBuds Pro 2も完成度の高いサウンドでしたが、NeoBuds Pro 3では中高域の透明感と解像度が一段階向上しています。特にボーカルの明瞭さや楽器のニュアンス再現が強化され、リスニング体験がより洗練された印象です。ただし低音の量感はPro 2の方がやや豊かで、好みによって評価が分かれる部分でもあります。

 サウンドモードの動作でNeoBuds Pro 3で1つ改善があったのが 空間オーディオ がマルチポイント接続設定時も使えるようになった点です。NeoBuds Pro 2では空間オーディオを使う時はマルチポイント接続の設定をDisableにする必要がありました。NeoBuds Pro 3ではそのような制限が無いので、気軽に空間オーディオを楽しむ事ができます!

ノイズキャンセリング性能

 ノイズキャンセリング性能はPro 2の時点で十分強力でしたが、Pro 3では遮音感の安定性が改善。電車やバスなど低周波ノイズのカットは明確に優れており、環境適応型ANCの実用性も高いです。静寂感を重視するならPro 3に軍配が上がります。

デザインと使い勝手

  • ケース:Pro 2はやや大きめで存在感がありましたが、Pro 3はコンパクトで持ち運びやすく、デザインも洗練。
  • 装着感:Pro 3は耳へのフィット感が改善され、長時間でも快適。
  • 操作性:タッチスイッチの位置に注意が必要。誤操作が頻発推る場合はアプリで押下調整をすべし。

今から買うならどちらか?


NeoBuds Pro 2

NeoBuds Pro 3
価格が下がっている場合は依然としてコストパフォーマンスが高く、音質・ANCともに十分満足できる音質や通話性能、デザイン性で確実に進化しており、長期的に使うなら投資価値がある。

 結論として、既にNeoBuds Pro 2を所有していて大きな不満がない場合は買い替え必須ではありません。しかし、通話品質の改善やANCのさらなる強化に魅力を感じる方、あるいは初めてEdifier製品を検討する方にはNeoBuds Pro 3がより適した選択肢になるでしょう。

Edifier NeoBuds Pro 3のメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 音質の進化:中高域の透明感と解像度が向上し、ボーカルや楽器のニュアンスをより正確に再現。
  • 強化されたANC:最大約-50dBクラスの遮音性能と環境適応型ノイズキャンセリングにより、交通機関や屋外でも高い静寂性を実現。
  • デザインと携帯性:ケースが小型化され、ポケットやバッグでの取り回しが容易。外観も洗練され、日常使いに適したデザイン。
  • アプリ連携の向上:EDIFIER ConneXによりEQ調整やANCモードの切替がゆより直感的になり、ユーザー体験が向上。

デメリット

  • 大幅な変化は限定的:NeoBuds Pro 2と比べて着実に進化しているが、「劇的な差」を期待すると過剰評価になりやすい。
  • 低音の量感:Pro 2の豊かな低音を好むユーザーには、Pro 3の引き締まった低音がやや物足りなく感じられる可能性。
  • 価格帯:性能は確かに向上しているものの、販売価格が高めに設定されているため、コストパフォーマンス重視のユーザーはPro 2を選ぶ余地もある。

NeoBuds Pro 3は誰におすすめか

 NeoBuds Pro 3は、NeoBuds Pro 2の完成度を踏まえつつ、音質・ANC・通話品質・操作性に着実な進化を加えたモデルです。長期的に使用するワイヤレスイヤホンとして、信頼性と利便性を両立しています。

特におすすめのユーザー

  • NeoBuds Pro 2ユーザーで通話品質やANCのさらなる向上を求める方
    → 屋外での通話や公共交通機関での使用頻度が高い方にメリットが大きい。
  • これからEdifier製品を初めて購入する方
    → 最新モデルとして安定性・性能ともに十分で、長期間の使用に適している。
  • 音質の解像感や中高域のクリアさを重視する方
    → クラシックやジャズ、ボーカル中心の音楽ジャンルでより洗練された体験を得られる。

逆にPro 2を継続使用でも問題ないケース

  • 現行のNeoBuds Pro 2に満足しており、特に通話やANCに不満がない場合
  • 価格重視でコストパフォーマンスを優先する場合

 総合的に見ると、NeoBuds Pro 3は既存モデルからの買い替えにも、初めてのEdifier購入にも適したバランス型イヤホンです。特にANC・長期使用の快適性を重視するユーザーに最適といえます。

まとめ

 EDIFIER Japan様より NeoBuds Pro 3をご提供していただきレビューをしてみた。
 感想をまとめると、

  • 前モデルから変わらず高音質!
  • 前モデルから変わらず漂う高級感!
  • 前モデルからアップグレードしたノイズキャンセリング機能!
  • 2025年も間違いなくコスパNo1のEarBuds!

総評

デザイン
Bad
Good
音質
Bad
Good
機能
Bad
Good
コスパ
Bad
Good

総評コメント

 デザインに関しても、NeoBuds Pro 3は非常に完成度が高い仕上がりです。前モデルから受け継がれた高級感ある質感は健在で、手に取った瞬間に「価格以上の価値」を感じさせてくれます。イヤホン本体のスティック部は、ひと目でEdifier製と分かる独自性のあるシルエットを持ち、ブランドの存在感をしっかりと主張しています。このユニークさは、他社製品との差別化要素としても非常に魅力的です。また、充電ケースのデザインも見逃せません。ハイエンド機でありがちな「ブラック×ブロンズ」の定番配色に頼らず、より洗練された独自のデザインアプローチが採用されており、持ち歩く楽しさを一層引き立ててくれます。総合的に見て、NeoBuds Pro 3のデザインは実用性と個性を兼ね備えた秀逸な仕上がりであり、筆者としても迷わず5点満点中の5点を付けられる内容です。

 音質に関しては、今回も期待を裏切らない完成度です。前モデル同様に解像感の高さが際立ち、細部までクリアに描き出すサウンドは健在。NeoBuds Pro 3ではさらに全体のバランスが洗練され、長時間のリスニングでも耳が疲れにくい調整がなされています。特筆すべきは、音楽ジャンルを問わない万能性です。クラシックやジャズでは楽器の響きが立体的に広がり、ポップスやロックではボーカルの存在感が際立ちます。さらに、動画視聴やストリーミングサービスでのコンテンツ消費においても音の厚みと臨場感をしっかり楽しめるため、エンターテインメント全般で安心して使えるイヤホンといえるでしょう。総合的に見て、NeoBuds Pro 3の音質はこの価格帯を代表するレベルに達しており、筆者としても迷いなく5点満点中の5点をつけられる仕上がりです。

 機能面については総じて高く評価できます。特に、適応型ノイズキャンセリングへの対応は実用性を大きく高めており、使用環境に合わせて最適な静寂を得られる点は非常に優秀です。また、空間オーディオがマルチポイント接続を有効にした状態でも利用可能という仕様は、日常的に複数デバイスを使い分けるユーザーにとって大きなメリットとなるでしょう。一方で、惜しいと感じたのは充電ケースです。残念ながら今回も無線充電に非対応でした。価格帯が2万円クラスであることを考えると、利便性を考慮したワイヤレス充電は今後ぜひ搭載してほしい機能です。この点だけが評価を5点から4点にとどめた理由となります。もし次世代モデルの NeoBuds Pro 4 が登場するなら、ぜひこの部分を改善し、機能面においても隙のない完成度を実現してほしいところです。

 コストパフォーマンスに関しては、間違いなく同価格帯を超越した完成度を誇ります。2万円台という枠に収まらない音質・機能・快適性を兼ね備え、正直なところ「この価格でここまでの性能が手に入るのか」と驚かされました。  Edifierはスピーカーやヘッドホンの分野でも高い評価を得ているメーカーであり、今回のNeoBuds Pro 3はその実力を存分に示す製品といえるでしょう。国内ではSonyやAppleといった大手ブランドが注目されがちですが、Edifierのようにハイレベルな製品を良心的な価格で提供するメーカーを知らないのは大きな損失です。今回のレビューを通じて、より多くの方にEdifierというブランドの魅力を知っていただきたい。そして実際に手に取って使っていただければ、そのコストパフォーマンスの高さに必ず納得できるはずです。筆者の評価は5点満点中の5点。胸を張っておすすめできる一台です。

 以上になります。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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EDIFIER Japan
NeoBuds Pro 3製品詳細ページ

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