こんにちは、きつね(@gijutsujin) です。
今回は、夏の暑い時期に大事なスマホの温度上昇を穏やかにするアイテム「スマ冷えプレミアム」と「スマ冷えプレミアム ラージサイズ」をレビューします。
スマ冷えプレミアムは、蓄熱剤を使用したスマホの熱の上昇を抑えるシートである。
通常、熱を下げる方法として考えられるのは、熱源に対して何らかの方法で冷却をして温度を下げる方法か、もしくはヒートシンクなどを使用し熱容量を増しながら同時に放熱する事で熱エネルギーを発散させて冷却する方法だ。
前者については急冷剤を使用するとスマホ内部で水滴の発生しこの水滴で大事なスマホが故障する原因にもなりかねない。ゆえにスマホの場合はこの方法はオススメ出来ない。とはいえ、風を当てる為にファンを取り付ける事も難しい。
今回のスマ冷えプレミアムについては、後者のヒートシンクの様な使い方に似た方法で温度を下げる製品だ。スマホにスマ冷えプレミアムを貼り付ける事で、シート内の蓄熱剤に熱を移動させる事でICチップやバッテリーを冷やす方式になる。この方法であれば水滴も発生せず安心して温度管理をする事が出来る製品だ。
そんなスマ冷えプレミアムとスマ冷えプレミアムラージサイズだが、実際に使ってみて実際に温度が抑えられるのか?ケースとの相性はどうなのか?を実際に試してみたのでレビュー結果をレポートしたいと思います。
それでは、始めます!
- スマホの熱はしっかり吸収している
- 熱害からスマホを守るなら試すのはアリ
- ケースとの相性はある
製品特長
主な特長
- 熱を「吸収」-8.2℃ !
- 通常のスマ冷えより蓄熱材量を1.5倍に増量 !
- 大きさも1.5倍で広範囲をカバー(スマ冷プレミアム L) !
- バッテリーの熱劣化を防ぐ
- 何度でも貼り付け可能
- 極薄0.9mm、ケースと一緒に使える
- 動画・ゲームのお供に
- 運転中のナビ利用に最適
-8.2℃の熱吸収! 半永久的に使えて環境にも優しいスマホ冷却シート
イチオシ!
スマホの背面に貼って熱を吸収する蓄熱式のシートです。
日本の共同技研化学株式会社の蓄熱シート「FREY」を使用。シートの内部のマイクロカプセルが液化することで熱を吸収します。蓄えた熱が空気中に放出され、冷却が進むとマイクロカプセルは固体に戻る仕組みで、半永久的に繰り返し使用することができます。
https://trinity.jp/product/tr-shpl/
熱を吸収し冷やす「蓄熱」式のシートを採用
イチオシ!
日本の共同技研化学株式会社の蓄熱シート「FREY」を使用。スマホに不具合が起こり始める「30℃以上の熱」を抑制、熱を吸収し快適なデジタルライフをサポートします。「ながら充電」時の発熱を抑制し、気になるバッテリーの劣化を防ぎます。
https://trinity.jp/product/tr-shps/
従来品より蓄熱材料を1.5倍に増量
イチオシ!
従来品より蓄熱材料を1.5倍に増量し、熱を-8.2°C吸収。発熱抑制効果をパワーアップしました。急激な温度上昇を抑える効果は、従来品の1.7倍以上。ピーク温度も大きく下げることができるのでバッテリーの劣化を防ぎます。
https://trinity.jp/product/tr-shps/
従来品より1.5倍大きく、広範囲をカバー
イチオシ!
より広い範囲の熱を吸収するために、これまでのスマ冷えよりも1.5倍大きいサイズをご用意しました。大きめのスマートフォンやタブレットなどにもご利用いただけます。
https://trinity.jp/product/tr-shpl/
温度上昇を緩やかにし、熱劣化を防ぐ
動画視聴やゲームをしながらの充電など、「ながら充電」時の急激な温度上昇はバッテリーを激しく痛めてしまいます。ですが、このスマ冷えシートを貼ることでピーク時の発熱を抑制、ゆるやかに温度を下げることでバッテリーの熱劣化を防ぎます。
https://trinity.jp/product/tr-shps/
ケースと一緒に使える
「スマ冷え Premium」は0.9mmの極薄設計のため、スマホに貼った上からケースもつけられます。また、3層蓄熱構造により、ケースの内側でも効果を発揮し、効果が損なわれることはありません
https://trinity.jp/product/tr-shps/
何度でも貼り付けが可能
1度貼っておくだけで、そのままずっと熱対策ができます。わざわざ交換したり、ケースを取り外したりすることなく効果は継続して発揮されます。
また、接着剤を使わず、何度でも貼って剥がせるため、機種変更などの際にも引き継いでお使いいただけ、環境にも優しくコストパフォーマンスも抜群です。
https://trinity.jp/product/tr-shps/
無接点充電(Qi)対応
シートを貼った状態で、無接点充電に対応します。
https://trinity.jp/product/tr-shps/
製品仕様
スマ冷プレミアム
カラー/タイプ | ブラック、ホワイト |
---|---|
製品サイズ | 45 × 75 × 0.9mm(W × H × D) |
製品重量 | 4g |
パッケージサイズ | 85 × 160 × 15mm(W × H × D) |
パッケージ重量 | 42g |
SKU/JAN | ブラック TR-SHPS-BK / 4582269549538 ホワイト TR-SHPS-WH / 4582269549545 |
スマ冷プレミアム ラージサイズ
カラー/タイプ | ブラック、ホワイト |
---|---|
製品サイズ | 57 × 96 × 0.9mm(W × H × D) |
製品重量 | 4g |
パッケージサイズ | 85 × 160 × 15mm(W × H × D) |
パッケージ重量 | 42g |
SKU/JAN | ブラック TR-SHPS-BK / 4582269549538 ホワイト TR-SHPS-WH / 4582269549545 |
開封
外箱表面
スマ冷えの最大の売りは熱を吸収するという事。スマホ本体の熱は動作に影響するのは勿論、バッテリーの劣化も早める。この熱をスマ冷えの中に入っている蓄熱剤で吸収し熱を抑える仕組みとなっている。
また、スマ冷えラージサイズは通常のスマ冷えよりも1,5倍大きいサイズとなっている。その為、大きい本体のスマホに向いていると言える。
外側裏面
スマ冷えの効果については裏面の実験結果でもみてとれる。この実験ではー8.2℃もシートなしに比べて下げる事が出来る結果だ。
また、このシートの効果を発揮させるには、熱源であるICチップやバッテリーの上部に貼るのが望ましいだろう。
同梱物
同梱物はこちら、
- スマ冷プレミアム本体
- アンケートの案内
スマ冷えプレミアム本体
スマ冷えプレミアムラージサイズの表面はマットなのに対し、スマ冷えプレミアムの方は光沢のある処理になっている。
スマ冷えプレミアムラージサイズ
本体サイズは57 × 96 × 0.9mm(W × H × D)とそこそこ大きい。その分熱を蓄える容量が大きいと言えるので、発熱の大きいスマホやサイズの大きいスマホには良いと思う。
表面にはシロクマと氷のイラストが描かれている。とても涼し気でデザイン的に筆者は好み。見た目で言えば今回は筐体色に合わせて黒をチョイスしているが白もいいかもしれない。
背面には粘着シートがあり保護フィルムを剥がして直接貼り付ける。このシートは繰り返し貼り付けが可能なので効果が得られない場合は、貼る場所を変える事も可能なのだ。
スマ冷プレミアム
スマ冷えプレミアムはラージサイズに比べると小さいサイズ。実際の寸法は 45 × 75 × 0.9mm(W × H × D)となる。カメラモジュールの横あたりに熱源がある場合など、狭い場所に貼りたいときはこちらを選ぶと良いだろう。
裏面はラージサイズと同じように難解も繰り返し貼り付けが出来るようになっている。
貼り付け例
スマ冷えプレミアムラージサイズをiPhone15に貼るとこの様な感じになる。
この位置の場合バッテリーの一部とロジックボードの上にくる位置になるだろう。裏面をほぼ覆いかぶさる事ができるので、熱を吸収させるには丁度良いサイズなのかもしれない。
iPhone15の裏面はマット仕上げのガラスになっているので、ラージサイズの表面処理と同じなので、見た目も手触りも違和感が無いのがイイ!
温度上昇を抑える
スマ冷えの効果を確認する為、実際にスマホに貼りの温度を測定してみた。
実験ではスマホの温度測定したかったので、iPhoneではなくAndroidスマホを使用する事とした。
これは、iPhoneのアプリではiPhone自体の温度を表示するアプリが存在しなかった。その為、AndroidのBattery mixというアプリを使用して温度を測定する事とした。
このアプリの表示している温度も、CPUの温度なのかバッテリーのなのかもよくわからず、どのタイミングで測定した温度かも不明なままである。しかしながら、スマ冷えプレミアムの使用の有無で相対的な差を確認する事が出来れば良いと思いこの環境にしたのである。
測定方法
温度の測定方法は、アンドロイドスマホを使用し、ベンチマークソフトを5回走らせ、ベンチマーク終了後の温度観測用アプリにて温度を測る。
使用機材
- Sony Xperia 5
- Geekbench 6(ベンチマークアプリ)
- Battery Mix(温度測定用アプリ)
測定結果
テスト回数 | スマ冷えなし | スマ冷ラージサイズ |
---|---|---|
開始前 | 27.5℃ | 27.5℃ |
1回目 | 33.5℃ | 33.2℃ |
2回目 | 35.7℃ | 35.7℃ |
3回目 | 36.2℃ | 36.2℃ |
4回目 | 36.7℃ | 36.2℃ |
5回目 | 37.0℃ | 37.0℃ |
測定の結果を見ると僅かではあるがスマ冷ラージサイズを着けた方は温度の立ち上がりが緩くなったように見える。とわいえ1℃以上の差があるわけではないので、アプリの誤差の可能性もある。
また、今回貼り付けた場所は恐らくバッテリーの辺りになる。ベンチマークを走らせると発熱する部分というのはSoC周辺になるので、あまり差が出なかった可能性もある。ちなみにベンチマークを走らせるとカメラレンズの右側あたりが温かくなるので、ベンチマークを走らせるときはこの部分に貼りつけると良いかもしれない。
今回の実験ではさほど温度に差が出なかったが、実環境で使う場合は、バッテリーも熱を持つケースがある。例えば充電時や真夏の屋外での使用時などにバッテリーの温度が上がりやすい。そんな時にはバッテリーの上部にくるあたりにスマ冷えを貼ると温度上昇を抑える効果が期待できそうだ。
ケースとの相性
スマ冷えはパッケージにケースと併用可とあるので実際に試してみた。
iPhone 15にスマ冷えプレミアムラージサイズを貼り、そこに同社のケース「GRAV」を装着させてみた。
その結果、下の写真の様に中央部が盛り上がってしまっている。これによる影響か左右のフィッティングにも影響がでてしまい、ケースがうまくiPhone15にハマっていない状態になってしまった。
その場合は小さいスマ冷プレミアムにするとサイズが小さいのでケースに対する圧迫は少なくなりフィッティングについてもラージサイズ程影響はなかった。
この様に、ケースによってはフィッティングに影響を及ぼす可能性もあるので、気になる方小さいサイズのスマ冷えプレミアムを選択するのが良いだろう。
まとめ
トリニティ株式会社様より、スマ冷プレミアムとスマ冷プレミアムラージサイズをご提供していただきました。
実際に使用してみた感想をまとめると、
- スマホの熱はしっかり吸収している
- 熱害からスマホを守るなら試すのはアリ
- ケースとの相性はある
こんない人にオススメしたい!
- スマホをケースに入れない人
- 長時間の撮影やゲームをする人
- 夏場にバッテリーの温度上昇が気になる人
総評
総評コメント
まずは機能について、スマ冷えプレミアムで使われる蓄熱剤は確かに良く熱を吸収してくれるので、発熱時の急峻な温度変化を抑えたい場合は効果を期待できる。また、背面の粘着シートも何度も貼り付けする事が出来るのはありがたい。製品の機能については申し分ないと思い5点満点とした。
デザインについては、今回は黒のシートを使用したが白いシートもあるので、好みで選べるのはありがたい。また、表面の処理についてもラージサイズのマット仕様や通常サイズの光沢仕様もどちらも良い。ただ、若干残念だったのが、ケースに入れる際にケースの相性があるところだろう。とくにラージサイズの場合、スマホ全体の厚みを増す事になる為、ケースによってはうまくはまらない可能性がある事に注意をした方がよいだろう。通常サイズの場合であれば、貼り付け位置によるが本体の中央部に貼ればケースのはめ込みに対して影響はラージサイズに比べると小さいと言える。ケースとの相性が不安な場合はまずは通常サイズのスマ冷えプレミアムを選ぶのが良いかもしれない。
使用感については、これは貼り付ける位置や使用する環境、使用するアプリによって効果を得られる人とそうでない人がいると思う。例えば、ゲームや長時間の高画質動画を撮影を沢山する人であれば、スマホの発熱が気になっていると思う。そんな場合は、是非スマ冷えプレミアムを試していただき、処理の遅延を抑えたり撮影機能を今までよりも長く使用する事が出来ると思う。あとは、貼り付ける位置も重要になるので、発熱する箇所に貼るようにするとより効果が得られるだろう。
コスパについては、使用感でも述べたが効果のある人と出にくい人がいると思われる。その為、効果がある人にとってはラージサイズで¥2,480になるが、バッテリー保護と熱害による機能停止を回避することができるのであれば安いのではないだろうか?
もし、興味があったり試してみたいという人は通常サイズのスマ冷えプレミアム良いだろう。これならシートを貼る位置を自由にきめられたり、ケースへの影響も小さいので、お試しで使うには十分であると思う。
これから、夏になりスマホが発熱しやすくなるので、熱害で困っている方がいれば是非試していただきたい製品だ!
以上になります。
最後まで読んでいただきありがとうございす。
この記事に関するご質問やご感想は下のコメント欄か問い合わせフォームよりお願いいたします。
コメント